日本アニメが齎す友好の輪

wickie.film.de



ドイツ製作の実写版「小さなバイキング ビッケ」が9月9日からドイツで公開された。原作はスウェーデンだが、ドイツではアニメの方が人気がある。
アニメは1974年に日本のアニメ製作会社瑞鷹(ズイヨー)により作られたが、実写版はキャラクターから小道具から細かい仕草までアニメを忠実に再現している。ドラゴンボールはハリウッドで似ても似つかない実写版になったが、実写版ビッケではアニメに対するドイツ人の深い思い入れが感じ取れる。
ドイツでは、日本とドイツとオーストリアとの共同製作と言われているが、実際には資金援助を瑞鷹側が受けただけであり、構成からキャラクターまで全て日本のスタッフによるもの。
同じく、「アルプスの少女ハイジ」や「みつばちマーヤの冒険」も瑞鷹の製作だが、何れも未だにドイツでは人気があり、キャラクターグッズも多い。


ビッケと同じ70年代、1978年に製作された東映動画のアニメ「キャプテン・フューチャー」も日本では見向きもされていないが、ドイツでは根強い人気がありDVDは今でも売れ筋となっている。
30年以上愛されている日本のアニメは多く、改めて日本アニメの底力を感じてしまう。
アニメに興味の無い日本人や若い日本人でも同じことかもしれないが、これらを日本のアニメと理解しているドイツ人は少ない。


日本とドイツ、遠く離れているが、同じアニメを見て育ち、大人になってから日本によるものと知った時の感動や衝撃に満ちた顔を眺めるのも楽しい。
今、ドイツはコスプレに代表されるように空前の日本アニメブームといわれているが、今に始まったわけではない。ドイツは30年以上も前から日本アニメーブームが続いている。



アニメ版ビッケ



実写映画版ビッケ


アニメ版ビッケ・ホームページ


実写映画版ビッケ・ホームページ


アニメの殿堂と揶揄された国立メディア芸術総合センターだが、民主党やマスコミの批判は凄まじかった。民主党は見直しを進めているが、日本を亡国へ導きたいのだろうか。
国立メディア芸術総合センターはアニメだけのものでも、政府が統制管理するものでも、単なる箱物でもなかった。


「アニメの殿堂」ほど正しい予算の使い方はない 6月8日 NIKKEI WEB

(抜粋)
アニメやマンガは単なる娯楽ではない。今や文化なのである。文化である以上、政府が維持・保護・発展に関与するのは当然である。ハリウッドの有名監督が来日して日本のアニメやマンガを堪能できる場所が本屋しかないというのは、国として恥ずかしいと思うべきである。

 同じような過ちが過去の映画文化にもあったことを思い出してほしい。日本映画の巨匠である黒沢監督が不遇の時代、彼を応援していたのは日本人や日本政府ではなく、スピルバーグなどの外国人だったのである。そして、同じことがアニメの世界で起きている。優秀な人材はどんどんハリウッドに流出してしまう。アニメ映画で有名な米ピクサー・アニメーション・スタジオでは数十人の日本人が働いているそうである。

 私の結論は簡単である。「アニメの殿堂」が今まで日本になかったことの方が問題なのであり、そのための117億円は無駄な補正予算でも何でもない。民主党はむしろ、政府の対応が遅かったことを問題視すべきではなかったか。




http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090925/stt0909251215003-n1.htm

(抜粋)
河野氏は、鳩山由紀夫首相が打ち出した温室効果ガスを1990年比で25%削減する目標について、「素晴らしいと思う。支援したい」と絶賛。西村氏は「意欲的で、実現できればいいが、米国や中国を(新たな国際ルールの枠組みの)中に入れないと効果がない」と指摘した。


見出しを見て多分、賛成しているのは河野氏だろうと思ったが、本当に河野氏だったようで笑うに笑えない。
総理・鳩山と言動を共にしている河野氏は、中国から排出権を買い、中国へ資金援助し、環境保全の為の技術を無償で中国に与えたいのだろうか。
親子ともども売国河野氏ならではといったところか。
彼らは、何の為に動いているのか。金か、権力か、友愛か。少なくとも、日本の為でないのは自明の理だ。


河野太郎


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