太陽を楽しむ

ドイツだけでは無いが、3月末の復活祭を機に夏時間となるといよいよ春がやってくる。
木々も芽吹き、小鳥の囀りも大きくなってきたが、それよりも何よりも人々が活気付いてくる。


復活祭の後は交通事故も多い。浮かれた為か冬時間との時差ボケの為なのか、理由は様々あるのだろう。
また日の入りも一挙に遅くなってくる。最近は日の入りも午後8時位になった。夏至まではまだ大分あるが、4月の段階で仕事帰りに太陽の下で暮らせるとの状況は最高の贅沢ではないだろうか。早速、浮かれたドイツ人が散歩をしたり釣りをしたりサイクリングをしたりと急に活動的になる。太陽の下で一人水辺でビールを飲む者や、ベンチで本を読む者もいる。各々がこの久方振りの太陽を慈しみ楽しんでいるようだ。


そう、太陽を楽しむ。この表現はドイツならではなのだろう。