2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

矮小と寛大

今回の尼崎の脱線事故を考えるにあたり、原因は厳格な時刻厳守と私鉄との顧客争いにあるりそうだ。 ドイツでは電車に限らず、ある程度の誤差や過ちは許容されている。日本人の危機感とドイツ人の危機感には、雲泥の差がある。日本人が絶体絶命と思う危機も、…

日本観

此処ドイツでも日本映画は活況があり、最近では日本製のリングが映画公開された。またDVDでも日本アニメは専用のコーナーを持っており、それ以外では、リングに代表されるホラーやゴジラも人気だ。 最近、DVDで監督三池崇史氏、主演竹内力氏・哀川翔氏のDEAD…

清朝末期と今の中国

今現在の中国を見るにあたり清朝末期を重ねてしまう。事の発端は天安門事件か。その後の、法輪功の共産党以上の巨大化、それに対する徹底的な中国政府による弾圧。これは清朝末期における太平天国の乱に対する清朝の弾圧を思い出す。 現在、欧州諸国資本によ…

負の連鎖・永遠の謝罪

最近、仕切りに日中関係の報道で、ドイツでもEntschuldigung(謝罪)との言葉が流される。日本は一体いつまで謝罪をしなければならないのか・・・。 そして、今回も小泉首相の謝罪発言で一応の事態収束を図った。しかし、韓国はこの謝罪を謝罪とは受け止めてい…

プロパガンダの幻想

今、此処ドイツでも中国人のデモが発生している。ドゥッセルドルフでも行われ、私の住む町でも計画されている。中国人はドイツだけでは無く、世界各国で反日デモを行っているようだ。これは何を物語っているのか?答えは簡単だ。 反日暴動の原因は、政府のプ…

 鬼の居ぬ間に洗濯

最近は中国の反日暴動ばかりが報道されているが、韓国の反日暴動や親日家真相究明法に代表される反日プロパガンダには凄まじいものを感じさせる。中国の陰で目立たないが、たった三日間の韓国からの話題を通じても、この国の異様さが理解できるだろう。 【1…

 日本式飲食店と日本風飲食店

ここドイツでも、昨今の日本文化の流入には目を見張るものが有る。外食産業では今、日本食が持てはやされている。 しかし、その実は非常にお粗末なもので店内に入っても、実際はアジア系の出所の分からない者が見た目だけの日本食を作っている事が多い。また…

中国の常識と世界の常識

ここ数週間に渡る中国の反日暴動に対する中国政府の対応に対し、多くの日本人は困惑している。しかし、これら事象こそ、前回も述べた中国の常識とも言える。 中華思想の旗の下では、国際的な常識などは取るに足らない存在だ。法は中国にあり、常識は中国にあ…

自動車産業

英国の誇る自動車メーカー、MGローバーが破綻した。最近景気の良い英国での破綻なだけに、衝撃も大きい。 対して日本企業は好調で、英国での生産を伸ばしている。日本車に競争力があるのは確かだ。今後も、確実に日本車のシェアは拡大していくだろう。 目下…

偽りの愛国心

日本は今、中国に対し制裁を行う必要に迫られている。政府開発援助(ODA)での中国への支援額は年間二千億円、累計では三兆円を超える。日本国民の血税は日本に還元されず、欧州企業に流され、有人宇宙船や北京空港の開発資金にも回され、あたかも中国自身…

思想の衝突

最近の中国や韓国での反日運動を、過去のアメリカにおける反日運動と同様だと捉える人がいるが、これは本質を全く理解していない意見といえる。アメリカ人による反日感情と、中国人や韓国人による反日感情は、根本的に異なる。 中国人や韓国人は中華思想の枠…

ドイツの戦後

戦後の偽りの責任問題において、中国と韓国がしきりにドイツを持ち出し日本の対応の不味さを批判している。これら諸国は戦後賠償がどの様な経緯で成り立ったかを理解しているのか、それとも理解していても見ぬ振りをしているのか。 日本は竹島でも尖閣諸島で…

木々の息吹

最近めっきり暖かくなって来た。そして春になると、ドイツ人の森に対する感慨が如何に強いものかと改めて認識させられる。 ドイツ人はやはり森の民なのだ。私もドイツで春を味わうにあたり、木々を大変いとおしく感じる。この感情の変化は日本では生まれ得な…

中国での反日運動を憂う

昨今賑わしてる中国反日運動への日本政府の対応は、両国関係及び日本の国際社会での立場を決めるにあたり、重要なターニングポイントになると思われる。 その最中、町村信孝外相が、日中外相会談で両国の専門家による歴史共同研究実施の提案を検討していると…

太陽を楽しむ

ドイツだけでは無いが、3月末の復活祭を機に夏時間となるといよいよ春がやってくる。 木々も芽吹き、小鳥の囀りも大きくなってきたが、それよりも何よりも人々が活気付いてくる。 復活祭の後は交通事故も多い。浮かれた為か冬時間との時差ボケの為なのか、…

北ドイツ

ドイツにも春が来た。意外と思われるのだが、この北ドイツは南ドイツよりも冬は暖かい。これから、ドイツで日々思った事や時事評論を書き綴っていきたい。