2008-01-01から1年間の記事一覧

ドイツは本当に寒くて乾燥しているのだろうか

南北に長い日本は一様ではなくドイツと日本の気候を単純に比較するのも無理があるが、敢えて日本を一括りにしたとしても、ドイツは日本と比べ本当に寒く乾燥しているのだろうか。 日本人からすると緯度的に樺太と同じであるドイツの冬は寒いと思われがちだが…

扇動罪に値するマスコミの所業

日本は経済一流、政治三流と言われるが、間違いではない。それに付随してマスコミ四流も付け加える必要がある。 国民の支持率は風見鶏のようなものでもあるし、調査自体の信憑性も疑わしいが、麻生首相の支持率低下が凄まじい。 情報を収集する限りでは、麻…

予定調和の中国経済

「中国独裁終結」署名 一般庶民にも拡大 産経新聞2008年12月14日(日) 【北京=野口東秀】共産党の一党独裁体制の変更を求めて学者や弁護士ら303人が公表した「08憲章」の第3次署名名簿が13日公表された。署名者はこれまでに合計1269人となった…

ルーズベルトは良い人でしたか?

戦勝国による敗戦国=絶対悪歴史観は今も続いている。田母神元幕僚長発言に対しての卑劣な言論弾圧も同じくだが、右翼・左翼・愛国・売国関係なく歴史を公平に見る事が出来ない人間も多い。 南京事件や従軍慰安婦の捏造を糾弾する行為は愛国心や右翼的衝動に…

獅子身中の反日移民

今、日本国内で中国系日本人が凄まじい勢いで増えているが、移民問題において一番重要なのは、反日か親日かに尽きる(極論を言えば、親日であれば何処の出自であろうが問題ない)。 ただでさえ増え続ける反日移民に追い風を与えるように国籍法改正案が論議され…

日本のサービス業における生産性の高さ

日本のサービス業における生産性の低さ*1が指摘されているが、そもそも日本のサービス産業と海外のサービス産業を同じ土俵に立たせるのは意味が無い。 サービスとは“奉仕”であるが、その語源は“スレーブ(奴隷)”に由来する。日本のサービス産業はその名の通り…

世界一豊かな国になった日本

世界大恐慌となっているが、日本の経済力は健在だ。 日本は嘗て蟻と呼ばれていた事もあったが、童話“蟻とキリギリス”が現実のものとなった。世の中も捨てたものではない。 自虐思考を持つ日本人は不思議なもので、世界バブルのマヤカシに気付かなかった(中国…

侵略戦争とは何ぞや

前回に引き続いてだが、幕僚長発言の正当性を検証してみたい。真実の歴史を闇雲に糾弾する無知蒙昧な言論弾圧は、何としても阻止せねばならない。 英国による香港支配もポルトガルによるマカオ支配も日本による旅順支配も、当時の国際法では等しく合法だった…

真珠湾攻撃は卑怯ではない

富士山とB29 航空幕僚長の更迭騒ぎで歴史問題が再燃しているが、歴史に興味を持っている人間からすれば、殊更疑問視するような発言でもない。むしろ、問題発言と糾弾する側が問題といえる。 いつも思うのだが、アメリカの犬と日本を批判する人物ほど、歴史問…

マナーと文化

日本人もドイツ人も公共マナーに関してうるさいが、両国を行き来するとドイツに対する日本人の幻想や、マナーにおける両国の矛盾点が分かってきて面白い。 ドイツの電車マナーと一つに纏めても、実際には北部と南部、西ドイツと東ドイツ、都会と田舎で違うが…

増殖する中華思想

中国人の我に法有りとの自己中心的思考や差別的儒教思想は、中華思想に追う部分が大きい。 中華思想は、人類が是が非でも撲滅すべき悪しき思想に思える。 中国は民主化すれば変わると思う日本人も多いが、実際には中華思想が残る限り、有り得ない。現実に今…

とてつもない麻生首相

今回の世界同時経済危機を鑑みるにあたり、日本はやはり守られているのではないかと思ってしまう。日本は、運と実力を兼ね備えた類まれなる国ではないだろうか。 大東亜戦争で負けた日本が世界第二位の経済大国となったのも、実力だけでも運だけでも成し得な…

マスコミの思想統制とマスコミ原理主義者達

麻生政権は長期政権になりそうだが、この期に及んでも小沢氏や民主党を担ぐ人々の魂胆は何なのだろうか。 中でも問題なのは無党派層、更に言うならば政治的無関心層と既存マスコミ絶対(原理)主義者と思われる。アメリカで例えるのならば、オバマ氏やクリント…

防衛超大国日本

歴史の転換期において、日本は今まさに試されている。絶好の機会を如何に逃さないようにすべきか、日本の弥栄だけではなく世界平和にも通じる問題に思われる。 野村證券はリーマン・ブラザーズからアジア・太平洋部門だけではなく、欧州・中東部門も買収した…

時代の転換期

北京オリンピックを境に、世界も日本も激変が続いている。 北朝鮮は8月26日に核無能力化中断の声明を発表し、テロ国家指定解除を自ら拒んだ。9月9日の建国60周年記念軍事パレードでは金正日書記長が出席せず、安否も確認できない。 米国ではサブプライムロー…

H&Mの対日本戦略

世界第三位のスウェーデン衣料販売店H&M(ヘネス&モーリッツ 直訳:彼女と彼)が日本に上陸した。価格も海外店舗とほぼ同じとの事。 ドイツで同社は世界一の325店舗を有し、同社最大の売り上げを占めている。お洒落で安い店として老若男女知らない人は居らず…

ドイツにおける格差拡大

以前、平均的ドイツ人の一日を紹介したが、何を持って平均と定義するかは実際には不可能だ。今回は格差をテーマに平均的?な高所得者と低所得者の40代男性を紹介してみたい。 今回の範疇には含まれないが、ドイツには日本の金持ちなど足元にも及ばない大金持…

福田総理大臣の辞任騒ぎ

福田首相が辞任を表明した。 そぞろ、マスコミや知識人が騒がしくなる。安倍前首相の辞任騒ぎと同一視して「責任放棄」だの「無責任内閣」だの「政権放り出し」だの「敵前逃亡」だの・・・国民が言うならまだしも、啓蒙すべき立場の者達が、このような浅はかな…

日独の高層住宅に対する印象の違い

日本人とドイツ人の住宅に対する評価は違う。日本人はとかく都会や刺激が好きだ。故に、理想の住宅は街中が良いとなる。それも町の夜景が一望できる高層住宅を求める。 映画『バベル』で東京の高層住宅に住んでいた日本人家族は、成功者としての心の暗然を表…

独米を凌ぐ大日本帝国の新兵器群

大日本帝国、アジアの救世主。歴史に善も悪も無い、だが真実は一つ。8月になるといつも思い出す。あの夏の日を。 アジアの平和、愛する人の為に死んでいった先人達に、今の私たちは顔を合わせる事が出来るのだろうか。 日本の技術力の高さは太古の昔から続い…

ドイツ人の給料

ハンブルクの地方紙Abendblatt及び大衆紙Bildに、ドイツ人の平均給与(税込み総額)について興味深い記事が載っていた。まずはAbendlattを紹介したい。 Hamburger bekommen die höchsten Gehälter 23. Juli 2008 Abendblatt ハンブルクの男性正社員の月収は税…

反米と反中朝韓

前回に関連して、今回は反米と反中朝韓思想(思想と感情は違う。日本人が持つ反米・反中朝韓は感情ではなく思想の場合が多い)について愚考してみたい。 自分は今でも反米だが、湾岸戦争や911事件の頃迄は極端な反米主義者だった。戦前から延々と続く米国の…

反日と反韓の違い(対立する国民感情)

偽善や理想は別としても、争いは避けなければならない。人は理解しあい、協調しあうものだ。 だがそれも、お互いが平等な立場として尊重しない限り達成できないのも事実だ。 どちらか一方が未熟であるならば、素直に相手の忠告を聞く必要がある。勇気を持っ…

反日移民を受け入れてはならない

前回に引き続いてだが、今この情勢で移民1000万人構想を打ち出す政治家は、裏に利権があると勘ぐられても仕方が無い。 現状の移民対策はどうだろうか。増え続ける外国人犯罪、周辺住民との軋轢。これら問題に対し政府は何らかの処置を取っているのだろう…

今の日本に移民を受け入れる資格は無い

巧妙な利権確保家や詐欺師は、弱者と博愛を利用する。宗教、外国人問題が良い例だ。これらを利用する者にとって、反対する者は差別主義者や弾圧主義者となるから非常に都合の良い隠れ蓑でもあり、絶対確実な利権となる。 移民1000万人受け入れ提案も同じ…

アンチ・ヒトラーの正義とは

空虚な正義感に燃えた過激派は、果たして正義の味方と言えるのだろうか。今月5日に開館したベルリン・マダム・タッソー蝋人形博物館のヒトラー蝋人形が初日から姿を消すこととなった。 Foto: AP 先週土曜、開館直後の朝10時に来場客である41歳の男性が学芸員…

ロシアと中国、そして日本

今更ながら、ロシアと中国は似通っている。簡単ながら、分かりやすく例を挙げてみたい。 両国と如何に対等以上の外交関係を築くかは、日本の将来に大きく影響する。 ※ 周辺諸国への侵略国家 両国共に、周辺諸国を侵略し巨大化した帝国主義国家で、ロシア(ソ…

日本車に鑑みる日本経済の安定性

アメリカ企業のJ.D.パワーがドイツ国内で約二万人の自動車顧客満足度を調査した。 その結果、日本企業が今年もまた上位を占める結果となった。 中でも興味深いのが企業別満足度だろうか。 一位ホンダ、二位BMW、三位トヨタ、四位アウディ、五位マツダ、六位…

情報格差

現代は格差社会と言うが、実際には経済面における格差ではなく、情報格差が問題となっている。 既存の公共情報媒介が人々に与える影響は計り知れない。今回の秋葉原無差別殺人も、元を正せばマスコミによる報道が原因といえる。勝ち組・負け組、セレブ。マス…

夏とネクタイ

日本もドイツも大部分が温帯湿潤気候だが、様相は多少異なる。 ユーラシア西端は冬暖かく夏涼しく、1000mm以下と少量ながら年間を通して一定の雨量があり、西海岸性気候とも呼ばれている。対照的にユーラシア東端は、冬と夏の気温差が極端に大きく年間…