[政治]礼節の国と礼義の国

日本人の一般論として、ドイツ人は自己主張が強く個人主義だとのイメージを持たれている方も多いと思う。だが、実際は多少異なる。多くのドイツ人はシャイであり、他人に対しても礼儀を重んじる。確かに日本の様な型にはまった礼節は無いが、礼を知らない民族でもない。
日独の挨拶に対する考え方の違いは、売り場の客への対応でも分かる。多くの日本人の想像通り、ドイツにおける店員の客に対する応対は日本の店員の足元にも及ばない。だが、良く考察してほしい。彼らドイツ人は、客に対しても知り合いに対しても家族に対しても全く同じ対応をしている。
対して、今の日本人はどうだろうか。客に対しては神様以上の扱いをし、上司に対しては媚を売り、部下に対しては偉ぶり、家族に対しては無愛想に応対する。何か心の中心が傾いてしまってはいないだろうか。
私は此処ドイツで、よく見知らぬドイツ人から話しかけられる。何も彼らは犯罪を仕掛けている訳ではない。走っていれば、笑顔で「そんなに急いでも仕方ないよ」と言われ、スーパーのレジ待ちでは「買い物が少ないだろうからお先にどうぞ」や「今日は特売品を買えなかったよ」と言われ、本を読んでいれば「それは何の本だい?」と訪ねられる。
これは私が異邦人だからと言う訳でもない。見知らぬドイツ人同士でも起こる事象だ。対照的に、なんと日本は殺伐化してしまった事だろうか。見知らぬ人に声をかけたり、かけられたりすれば、警戒心むき出しになり、子供に対しては絶対に応対してはならないと説く。確かに、安全対策として必要ではあるが、過剰過ぎやしないだろうか。他人がどういった人物かを知るには、自身が心を塞いでいたら永遠に理解できない。
此処ドイツで、失われつつある和の心を感じるのは何故だろうか。


そんな和の心を乱す中国と朝日のニュースも紹介したい。

中国、違憲判決を歓迎 「批判顧みず」と首相批判『共同通信社
http://news.aol.co.jp/story/news.date=20050930213337&company=40&genre=02&sub=004&article=00000000a369.html


 【北京30日共同】中国政府は小泉純一郎首相の靖国神社参拝問題を「日中関係の最大の障害」(政府高官)と位置付けており、首相の参拝を違憲と認定した30日の大阪高裁判決を歓迎しているのは間違いない。(以下略)

これは極左裁判官の私的意見であり、違憲判決ではない。最高裁で負けることが分かっていての、原告側の卑怯な言い訳は許されることではない。個人的行為であっても許されないのか?であれば、日本の首相は墓参りも出来なくなりそうだ。さて、それよりも明らかに宗教が関わっている公明党がお咎め無しなのは何故だろうか。要は、日本以外の特定アジアの利益になればどんな矛盾も許されるとの事だろう。


大阪靖国訴訟の原告は「台湾の戦没者の遺族ら」ではない!!「台湾の声」編集長 林建良


沈む朝日それでも社長辞めず、編集局長を解任共同通信社夕刊フジ
http://news.aol.co.jp/story/news.date=20051001123211&company=11&genre=05&sub=003&article=320051001023.html


 従軍慰安婦問題を扱ったNHKの番組内容が政治家らの圧力で改変されたと朝日新聞が報じた問題などで、同社は9月30日、秋山耿太郎社長が会見し編集局長の解任などを発表した。同社が設置した第三者委員会に「取材の詰めが甘い」と指摘されたのを受けてのものだが、記事の訂正や謝罪はなく、10月1日付の朝刊各紙は一斉に「それでも新聞社ですか」などと厳しく批判した。(以下略)

新聞各社が遂に朝日新聞を見放した。もう朝日新聞には後が無い。そして、またも不当判決にまぎれての朝日の姑息な誤魔化し的対応は許されるものではない。
ここで、提案したい。朝日新聞が生き残るには、真実の報道をする事。即ち極左と縁を切り、特定アジアの暗部を暴露することにある。それしか、方法は残されていない。