風見鶏・民主党と国民を扇動するマスコミ

mensch2006-04-29

民主党の風見鶏的な主義主張にはウンザリする。そして、マスコミの卑怯な報道にもウンザリだ。
前原前党首が中国脅威論を唱え日本の復権を願ったかと思えば、小沢新党首は中国に媚を売るかの如く、靖国に戦争指導者を祀るべきではないと妄言を吐く。今更述べるのも馬鹿らしいが、靖国には戦争犯罪者は祀られていないし、米国によって捏造の罪により裁かれたABC級は戦犯ではないと日本政府が公式に発表している。だが、これについては小沢氏も知っていての言い訳をしている。彼は、戦争指導者には日本国民に対して戦争を指導した大きな責任があると述べている。これは、天皇陛下にも罪があると言いたいのだろうか。戦争指導者とは具体的に誰なのか聞いてみたい。
さて、日本は何故、戦争に突入したのか。当時の日本に対するABCD包囲網はどの様に不条理な戦略だったのか。東京裁判が如何に捏造に塗り固められた冤罪ばかりだったのか。時の首脳陣は日本本土での徹底抗戦を避けた。そして日本国民に被害が及ばないようにと言い訳もせず潔く死を受け入れた。小沢氏は、彼らほどの勇気と決断力と国民の為に身を捨てる覚悟をどれ程お持ちか。これらは別としても、小沢氏の歴史認識の浅はかさが伺い知れる。
捏造の歴史に対し、外国の内政干渉に対し、何も疑わずに従うような政治家に政治を任せてよいのだろうか。小沢氏であれば、反日市民団体が涙で偽りの訴えをしても鵜呑みにするだろうし、中朝韓が捏造の歴史を持ち出しても素直に信じるだろうし、アメリカが強引に交渉してきても卑屈に従う事だろう。無知な小沢氏に政治を語る資格はない。反自民を唱える者は、神輿を間違えてはならない。
現段階では、民主党は日本の国益を削ぎ、中朝韓の国益を重要視する売国政党にしか過ぎない。私も正直に言って感情的には、古い体質を引きずる自民党は好きではない。だが、今の日本で一番マシで実行力のある政党は何処かと問われれば、自民党しかないのも現状だ。悲しいことに、自民党以外は日本の国益よりも他国に服従する事を良しとする政党しかない。
売国マスコミは、衆院千葉7区補選と沖縄県沖縄市長選で当選した民主党が勢いを持ったかの如く盛んに喧伝している。マスコミは何か焦ってはいないだろうか。マスコミは政府や一般民衆による真実の歴史追究に対し恐怖を覚えているのだ。南京大虐殺や強制連行や従軍慰安婦に代表される自虐的歴史捏造は日本のマスコミが造ってきたのだから、そういった意味でも、自分たちの捏造を支援してくれる能天気な小沢民主党の躍進はマスコミにとって願ったり叶ったりなのだろう。
だが、少し考えて欲しい。たかだか、一議席確保しただけで、市長が一人誕生しただけで、さも民主党が大勝利を収めたかの如く喧伝し首相の求心力低下と結論付ける行為は強引ではないだろうか。それ以外でも一部の意見や歴史解釈をさも大勢の意見(事実)の様に報道する。マスコミのこういった見え透いた扇動行為は許せるのか。嘗て政府は、大本営を通して捏造の勝利により国民を扇動していた。マスコミは今、大本営を糾弾しながら自ら作り出し報道してきた反日の歴史捏造で国民を欺いている。
マスコミは、真実の歴史を追い求める者は悪であり軍国主義者であり、捏造の歴史を支持するものは正義であり平和主義者であると位置付け、国民を扇動している。
日本国民よ、騙されてはならない。マスコミは自ら作り出した捏造を覆い隠す様に政府を盛んに攻撃している。真実の歴史追究をしている今の日本政府は、マスコミにとって邪魔な存在なのは確かだ。日本人を偽りによって悪い方向に導いているのは政府ではない、マスコミだ。
真実はいつか目覚める。その時になってやっと、全ての日本国民が洗脳から目覚める事だろう。
言論弾圧を行っている機関は政府だけではない。マスコミが言論弾圧や民意操作を行うこともあるのだ。彼らは平和・人権・真実を大義名分として国民を欺く。だが彼らこそ、これら理念を日本から遠ざけている悪の元凶だ。


小沢氏、「靖国に戦争指導者をまつるべきでない」と発言

2006年04月10日12時05分  asahi.com
 民主党小沢一郎代表は9日、NHKの番組に出演し、首相の靖国神社参拝自体については「賛成だ」とする一方で、「小泉さんの(やり方)はだめだ。戦争を指導した人たちは靖国に本来祀(まつ)られるべきではない。戦争で亡くなった御霊を祀る本来の靖国神社に帰すべきだ」と述べた。しかし、具体的にどうすべきかについては、番組後記者団に「政権を取ったらすぐやる、そのとき教える」と明言しなかった。

 小沢氏は、靖国神社参拝について「天皇陛下にも行っていただきたい」とした。そのうえで戦争指導者が祀られていることについては「(極東軍事裁判での)A級戦犯という言葉は認めない。勝った国が勝手に裁判したからだ。しかし、日本国民に対して戦争を指導した大きな責任がある」とした。


小沢民主党に追い風

徹底した政策論議挑め
 小沢一郎代表が率いる民主党衆院千葉7区補選を競り勝ち、沖縄県沖縄市長選も推薦候補が初当選を果たすなど順調な滑り出しを見せた。選挙に強いという「小沢神話」の復活で、政局は緊張度を増している。政治への国民の関心が高まっている今、自民、民主両党に求められるのは政策の違いを明確に示したうえでの真剣な論戦だ。

 千葉7区補選は当初、民主党にとって「送金指示」メール問題という逆境にさらされていた。しかし、小沢代表誕生は、告示日には空気を一変させるという力を持っていた。

 選挙戦では、小沢代表の戦略が光る。数千人の聴衆を集める小泉純一郎首相に対して、小沢代表はビールケースを重ねた急ごしらえの台の上から200人を前にあいさつし、一人一人と握手する行動に出た。若い女性候補者には「私に会う時間があったら一人でも多くの有権者に会え」と指示している。

 この有権者への地道な浸透策は小沢代表が地元岩手で既に繰り広げている手法であり、千葉7区でも奏功したと言える。

 首相の求心力に影も

 小沢代表が「政権交代なくして構造改革なし」の一本に絞って訴えたのも有効だった。常々分かりやすさを心掛ける小沢流の実践であり、計算され尽くしたものだったろう。

 これに対し、自民党は「小泉首相行政改革が認められるかどうかの選挙戦だ」と位置づけて総力を挙げた。

 特に、この26日で在任5年となる小泉首相は、自民党の派閥解消に大なたをふるったほか、郵政民営化やデフレ脱却などを実現させたという自負心がある。首相として最後の国政選挙は、何としても勝たなければならなかった。

 しかし、千葉7区の有権者は変革を求めた。小泉首相の求心力低下は避けられないだろう。

 地方選も自民党に逆風が吹いた。沖縄市長選は自民、公明推薦の候補が民主、共産、社民など推薦の女性候補に敗れた。山口県岩国市長選は自民推薦候補が無所属候補に完敗。広島県東広島市長選も中川秀直自民党政調会長の二男が安倍晋三官房長官らの応援を得ながら、無所属候補に屈している。

 一連の選挙で、小沢代表は9月の再選をほぼ確実にした。一方、自民党総裁選は「小沢脅威論」の前で混沌(こんとん)とした様相を見せ始めている。

 改革の具体案見たい

 小沢代表は千葉7区補選後の記者会見で、勝因を「党が団結し、力を合わせれば信頼を得ることができる」と言い切った。しかし、団結力を今後も誇れるかどうかは未知数だ。

 その小沢民主党がこれから求められるのは、自民党とのはっきりした対立軸の明示だ。小泉行革の公務員削減を「単なる数字合わせだ」と批判し「公務員の役割をはっきりさせることだ」と主張するが、具体的な改革案はまだ見えない。

 小沢代表は二大政党論を主張する。有権者は政策の違いを見比べながら政権を委ねるべき政党を選択する。その意味で、自民、民主両党は靖国参拝、防衛、外交など多くの分野で今後も争点を明確にし続ける姿勢がほしい。

 千葉7区補選の結果は「攻める民主、守る自民」の構図を生んだ。来年の参院選が大きな焦点になる。

 同時に、本県の統一地方選も少なからず影響を受けるだろう。知事選の候補擁立を含めて本県政局も緊張感が加わっている。

達下雅一(2006.4.25)岩手日報 論説