沖縄戦集団自決における日本軍としての強制の有無


沖縄戦における日本軍としての集団自殺強制は、現段階では肯定できない。それにも拘わらず、過去の教科書は堂々と載せてきた。歴史的事件でも、実際の殺人事件も同じだが、証言は証拠にならない。何故、人は歴史認識にだけ感情論を持ち込むのか。
確かに、統制の取れなくなった末端の兵士において、住民に集団自決を求めた者もいたの”かも”しれない。だが、それを持って、軍による集団自殺強制が有ったと断定するのは愚かな解釈に過ぎない。


昨今、アメリカ軍兵士による日本人婦女子暴行事件が後を絶たないが、これを持って、アメリカ軍による婦女子暴行強制があったと結論付けるのと同じことだ。被害者はアメリカ軍によって暴行されたのか。それとも、一兵士の個人的意思によって暴行されたのか。これにより、結論や責任の所在は大きく違ってくる。


連帯責任と言うのであれば、日本国内犯罪率一位二位を争う中韓は国家として、日本人や日本国に対し謝罪し賠償する責任がある。そして、殺人鬼を排出した家族も諸共、処刑となる。いやはや、前時代的発想この上ない。一部兵士の暴走を止められない軍隊が問題であるならば、現在の米軍や人民軍はおろか、多くの殺人事件を生んでいるこの世の中の存在自体こそ大問題だ。
今でも、国家を挙げてチベット人ウイグル人を虐殺浄化している中国が、お咎め無しとの例は、持ち出すまでも無い。


例えば、戦時中に中国で捕虜となり、徹底的に洗脳された中帰連嘘八百の南京での虐殺行為を述べたとしよう。日本軍として強制した事実も証拠も無いから、彼は軍規を守らなかった犯罪者となる。当時であれば軍法会議で有罪、死刑(実際に日本軍の軍規は厳しく、例え将校でも例外は無かった)だ。戦争犯罪に時効はあるのだろうか。偽証にしても、真実にしても、裁かれるべきは、日本ではなく、彼一人だ。


当たり前だが、戦争は平和な時代ではない、戦場はお花畑ではない。だが、天皇や日本、家族の名を汚さないように、欧米列強に認められるようにと軍規をどの国家よりも尊んだ日本軍の粗探しをするよりも、前近代的で、中華思想に呪縛され、当時のどの国家よりも残虐で匪賊として恐れられた中国軍の悪行を探す方が遥かに簡単だ。中国における共産党と国民党の内戦では、どのような阿鼻叫喚が繰り広げられたのか。


今更述べるのも憚れるが、日教組主導、中韓主導の歴史教科書は真実ではない。歴史は常に、客観的に冷静に見る目が必要とされる。歴史教科書を、単なる悲劇や英雄伝にしてはならない。そういったものを教えたいのであれば、道徳という授業がある。
歴史的英雄のカエサルにしてもナポレオンにしても、現代の定義に当てはめれば、毛沢東スターリン以上の大虐殺者であり大悪人だ。近代史においても、ヒトラー毛沢東スターリン以上の虐殺者として喧伝されている現代では、致し方ないことか。


何れにせよ今回の歴史修正考証は、日本軍を正当化する行為云々よりも、真実を真実として伝えられる世の中の到来を予感させる。これをもって日本軍美化行為と糾弾するのであれば、一方的な米軍や人民軍の美化行為こそ問題だ。
捏造をばら撒き、純真無垢な子供を洗脳する極左日教組も、いずれ不要になるのだろう。


日本軍「強制」は修正=沖縄戦集団自決に初の意見−高校教科書の検定結果・文科省3月30日22時38分配信 時事通信

文部科学省は30日、主に高校2年生以上が来春から使用する教科書の検定結果を発表した。日本史で、太平洋戦争末期の沖縄戦の際、日本軍による強制で住民が集団自決したとする記述すべてに初めて検定意見が付き、各教科書会社は「日本軍により」という部分を削ったり、「自決した住民もいた」という表現などに修正したりした。理科や数学では、学習指導要領の範囲を超える「発展的内容」が倍増した。
 沖縄戦の集団自決を扱ったのは6社8点。うち5社7点に「実態について誤解するおそれのある表現」と意見が付き、「日本軍に集団自決を強制された人もいた」が「集団自決に追い込まれた人々もいた」(清水書院)などに改められた。
 2005年度(主に高校1年生対象)は申請段階から今回意見が付けられたような記述がなかったが、04年度は「日本軍に…『集団自決』を強制されたりした」と記述した中学の歴史教科書が合格している。
 文科省は「以前から(命令や強制はなかったとする)反対説との間で争いがあり、軍の命令があったと断定するのは不適切で、今回から意見を付けた」と説明している。 


偽りの歴史を修正するのが問題なのか。ならば、正義は滅ぶだけだ。
偽りの歴史を、戦勝国による歴史改竄を、真実として正義として喧伝するようであれば、戦争も永遠に無くならない。勝てば官軍が今後も罷り通るのであれば、第二第三のアメリカは今後も生まれ続けるだろう。中朝韓以外のアジア諸国は、日本の真実を知っている。彼らは日本の味方だ。中朝韓や極左の脅しに負けてはならない。


最も、今回の教科書改訂における論点は、集団による強制が有ったか無かったかだけであり、従軍慰安婦問題も同じくだが、軍による強制が無くても糾弾する極左によるすり替え行為は、左翼小児病の端的な症状といえる。