思想の衝突

最近の中国や韓国での反日運動を、過去のアメリカにおける反日運動と同様だと捉える人がいるが、これは本質を全く理解していない意見といえる。アメリカ人による反日感情と、中国人や韓国人による反日感情は、根本的に異なる。
中国人や韓国人は中華思想の枠から外れ発展した日本に嫉妬し、更にその日本に対し偽りの歴史の罪を被せ嫉妬を憎悪に変貌させている。アメリカ人にはそれ程深い感情を日本人に対して持っていない。


来るべき未来はアジアの時代では無い。それは中華思想が残る限り不可能ではないだろうか。中国は他国に対し平等な関係を望んではいない。儒教に代表される主従の関係しか望んでいない。
アジアの不安定要素は、日本が敗戦した事に端を発する。戦後60年経った今こそ、日本の理想を掲げる時だ。日本は先の大戦で悪しき中華思想を正す事に失敗したが、戦前の日本による平和的共同体の理念は過ちではなかった。
果たして、今現在のアメリカ帝国主義中華思想が日本の戦前の共同体構想よりも優れていると言えるのか。


日本は、今回の中国での暴動に対し断固とした態度をとらなければならない。今週末の暴動でも中国当局は静観の立場を通し、警察は邦人の安全確保を全く行っていない。時代が時代なら戦争状態になっていただろう。
これら中華思想の国家を野放しにし迎合する行為は、日本の未来もこれら国家と同じ言論弾圧と悪徳が蔓延る社会に成り下がる事を意味している。日本はこれを機会に、中国から全面撤退する勇断も必要だ。
今、中国は欧州企業と連携を強めている。しかし、欧州人はどれだけ中国人の本質を理解しているのだろうか。欧州人は裏切られるリスクを知っているのだろうか。欧州の常識や法律が、中国にも当てはまるという保障は全く無い。今後、中国が自国の常識だけ持ち出し躊躇無く常識外れな行動をとる恐れもある。欧州企業はその時どう対応するのか。


日本には、インドという親日国家がある。急成長の兆しを持ち、人口増加率も高く国民も優秀なインドに目を向ける事も今後は必要だ。日本の将来を左右する町村信孝外相の動向に、注目したい。