食とストレスの関係

日本人の食事が欧米化したとはいえども、ドイツ人と日本人の食生活は今もかなり異なっている。それは日本人とドイツ人の食や健康に対する意識の違いが影響している。
日本人の食生活はドイツよりも健康的だ。良いように思えるが、それは過剰な健康意識への宣伝や、ストレスが原因ではないだろうか。


ドイツでは、仕事でストレスを感じる事があまりない。だから日本の様なリラクゼーション施設は殆ど無く、温泉やマッサージや整体等も殆ど存在しない。
また、食事に対する期待度も日本人より少ない。日本では、世界の食事が日本人に合った味覚で何処でも食べられる。そして、均一化された接客サービスを何処でも受けられる。
ドイツ人の接客意識は高級レストランを除いては、かなり低い。それでもドイツ人は外食に対してストレス解消を求めていないから、成り立つ。
ドイツ人は好きな物だけを食べる。酷い場合だと、親子連れで親はパン、子はフライドポテトだけの夕食との場合もある。また、年配者でも日本の子供が食べるような肉とフライドポテトだけのメニューを好んで食べる。


これで長生きが出来るとは到底思えないが、好きなように食べ仕事時間も短いドイツ人とって、健康を過剰に意識し栄養バランスを考えながら献立を考え、嫌いな物も食し、仕事を遅くまでしている日本人こそ不健康に見えるのかもしれない。
さて、どちらが良いのだろうか。