小動物の癒し

mensch2005-05-22


ドイツでは、小動物を多く目にする。私の町はドイツでも指折りの都会であり、私の住まいも中心からそれ程遠くない場所に位置するが、それでも多くの小動物を目にする。
家の前にある共同の庭には芝生と木々が生い茂っており、小鳥は勿論ウサギやリスまで現れる。小鳥の戯れ、ウサギの食事、リスの木登り。彼らの生活を自宅から眺められる。この様な環境は、例え日本の田舎でも今は難しいのではないだろうか。そもそも、彼らの住める環境が日本には殆ど残されていない。


日々の生活に疲れた時は、自宅から彼らを眺める。それだけで、何故か癒される。私は自然の小動物に癒される・・・この様な事を日本で述べたらどんな目で見られるのだろうか・・・。風変わりな奴と思われるのだろうか。だか、確かに癒されるのだ。私は彼らから生命の尊さ、自然の大切さを学んでいるのかも知れない。そして、彼らへの感謝の気持ちも生まれる。その見返りに、ドイツ人は彼らに森を提供しているのかもしれない。


今の日本は、これらの大切さを有るがままの姿で教えてくれる先生が少ない。一体、日本では、誰が自然の素晴らしさを教えてくれるのだろうか。