情報は遮断され、中国民衆は傀儡子化される

国境なき記者団は6月6日、中国政府は正式登録されていない国内のWebサイトとブログを閉鎖させるつもりだとして警鐘を鳴らした。同国政府はリアルタイムでサイトを監視し、非登録サイトを特定する新システムを有していることも明らかにしたという。

 同団体によると、中国情報産業部は3月に、同国に本拠を置くWebサイトはすべて、6月30日までに登録し、サイト責任者の完全な身元情報を提出しなくてはならないと通達した。「国家を危険にさらす」情報を規制することが目的だという。

 公式発表によれば、中国のサイトの約75%が登録済みという。ロシアのInterfax通信が報じたところでは、中国政府はその後、非登録サイトを特定して遮断する「Night Crawler」と呼ばれる新システムを6月立ち上げに向けて開発していることを明らかにした。

 中国のニュースポータルをホスティングする通信企業は政府の依頼を受け、利用者に登録義務を通達、5月には多くのブロガーが登録を指示する電子メールを受け取ったという。

 国境なき記者団は声明文の中で次のように述べている。「中国当局は、特に率直な発言をするサイトを国外に追い出したいのだ。そうすればフィルタリングで中国からそれらサイトへのアクセスを遮断できる。国内で実名の下でサイトを続ける人々は、政治の話題を避けるか、中国共産党プロパガンダを流さざるを得なくなってしまう。今回の決定は権力者によるオンラインのニュースと情報の効果的な統制を可能にする」

 ある中国のブロガーが同団体に匿名で語ったところによると、このブロガーは登録していないという理由で上海の警察からサイトを遮断された。そこで情報産業部に電話で登録方法を聞いたところ、「独立したブログが出版許可を得られる可能性はない」ため「手間をかけて登録することはない」と告げられたという。(ITmediaニュース) - 6月7日

最近になって、(前からでもあるが)中国の言論統制が本格化してきている。このニュースを端的に言えば、共産党に対する反抗的サイトは容赦無く弾圧するとの事だ。
最近起こったオーストラリア駐在中国大使館員のオーストラリア亡命嘆願も同じくだが、共産党に少しでも反論をする者は生命の危険さえも伴う。果たして、このような国家体制を野放しにして良いのだろうか。
中国の言論弾圧報道規制少数民族虐殺、反共産党勢力虐殺は人権侵害以上の問題を孕んでいる。日本国及び欧米諸国は自国の経済的利益の為にこれら中国の非人道的行動を静観するのだろうか。この世界には、正義など毛頭無いのだろうか。
日本は率先して、この非人道的国家中国へ改心の心を生ませる努力をするべきだ。中国の攻撃対象にされている日本でしか行動を起こす国家はないが、アメリカは日本に同調するだろう。更には、人権を尊重する欧州諸国がこれら中国の内情を知った場合はどうなるだろうか。
中華思想の暴走を食い止めるのは簡単だ。