共産主義という仮面を被った魔物

歴史を振り返ってみると、共産主義ほど人々を弾圧し殺戮した主義はないのではないかと思わせる。カンボジア国民の4分の1を死に至らしめたポルポト、戦中戦後に渡るスターリンによる大虐殺。毛沢東の指示の元による文化大革命での大虐殺。共産党は思想の一元化が目的である故にそれに異を唱える者、またはそれに当てはまらない落伍者は必然的に存在を否定される。対するアメリカは自由であるが、過剰な自由もまた、人々を堕落させた。戦中のドイツや日本の様な、秩序のある資本主義社会が人類には一番望ましい形態だったのだろう。左翼はこれら虐殺をどう思うのであろうか。矮小な心は一体人々に何を齎すのか。私には、共産党もカルト宗教も同じに思える。
そして共産主義は、思想による帝国主義でもある。平等社会の理想の元、自らの破壊殺戮行為は正当化される。最も、思想の帝国主義とは聞こえは良いがその実、資源が欲しいだけなのだが・・・。無論、北方領土問題でもロシアは硬直化する事だろう。

【モスクワ=古本朗】ロシア訪問中の中国の胡錦濤国家主席プーチン露大統領は1日、クレムリンで会談した。胡主席は会談後の記者会見で、中国が陳水扁政権の独立志向を懸念する「台湾問題」と、ロシアが国際的な非難にさらされる「チェチェン戦争」を巡り、中露が外交面での「相互支援体制を強化する」ことで合意したと表明した。

 両首脳は、中露の「戦略パートナー」関係に基づき、国際舞台での協調指針を示す「21世紀の国際秩序に関する共同宣言」に調印した。

 胡主席は記者会見で、「台湾」は中国の、「チェチェン」はロシアの「死活的利害にかかわる問題である」として、両問題で中露が外交的に支え合うことの重要さを指摘。「国連改革」や「北朝鮮核問題」でも連携を推進することで一致したと語った。一方、プーチン大統領は、「軍事部門での協力進展」などに満足の意を示した。

 「共同宣言」は、国連を国際関係の軸に据え、米国の勢力抑制を目指す内容。第三国に「社会・政治制度のモデルを押しつけることは許されない」として、民主化や人権問題で中露に圧力をかける米国に連携して対抗する意思を示している。
(読売新聞) - 7月2日

そして、その共産主義の理念は、理想が高いほど人々を魅了する。徹底的な言論統制の元、育てられた戦士達は頼もしい限りだ。彼らは正しい。彼らの社会ではそれが正義なのだ。自国の反日サイトは良いが、他国の反中サイトは弾圧するとの思想は何か矛盾していないだろうか。行っている行為は根源では反日であれ反中であれ同じではないだろうか。反日であれ反中であれ、愛国心を持っている。話し合いの術も使わずに聞く耳も持たず、弾圧する所業は共産主義の成せる技であろうか。これら行動は、助言を与えてくれる親や親友に反抗するようなものではないだろうか?


【香港・成沢健一】1日付の中国系香港紙「文匯報」は、中国最大のハッカー組織「中国紅客連盟」が7月と9月に日本のウェブサイトを攻撃する計画だと報じた。攻撃目標は「反中国的なサイト」としている。
 この組織は昨年末にいったん解散したが、すぐに復活し、登録メンバーは現在、約3万5000人。4月に反日デモが中国各地で相次いだ際、靖国神社などのサイトを攻撃した。これに対し日本のハッカーからも1月末以来、同組織が「基地」とするコンピューターに攻撃があり、4月には重大な損失を被ったメンバーもいたという。
 この組織では最近、攻撃だけではなく、情報収集や防御などメンバーの役割分担を明確にした。攻撃では10〜100人の「戦隊」を120隊編成し、訓練を繰り返しているという。
毎日新聞) - 7月1日

どうでも良いが、この様な人々はハッカーとは呼ばず、クラッカーと呼ぶのが正しい。