日中韓の国民性の相違

社会科学院は7日、「2005年中国5都市のインターネット使用状況と影響についての調査報告」を発表。社会科学院の郭亮・副研究員は、「最大の特徴は、メールを使用するユーザーが少ないこと」などと分析した。7日付で新浪科技が伝えた。

  インターネットによる情報の信憑性については、「信用できる」とした人は48%だった。70%が「信用できる」と答えた韓国に比べれば低い数値だが、「信用できる」と答えた割合がわずか13%という日本に比べれば、高い信頼度だった。

  また、16−24歳のうち90%近い人がインターネットをしたことがあると答えており、学生では80%にのぼる。一方、レイオフ一時帰休者)や未就職者では低い数値になった。

  利用年数からみると、大部分のユーザーが5年以下と答えており、ここ数年で急激に普及したことがうかがえる。03年のデータと比較すると、自宅や職場でインターネットを使用する人の割合が増えている。

  使用目的で最も多いのは「ニュースの閲覧」であり、特に娯楽関係のニュースを閲覧する人の割合が多い。しかし、ニュースメディアとしてユーザーが最も信用しているのは「中央電視台」(中央テレビ、CCTV)で、次が新聞、インターネット上のニュースはその次だった。

  また、「インターネットを通して政府を批判することの是非」については、賛成とした人は少なかった。(編集担当:齋藤浩一)中国情報局

この結果を見るにあたり、日中韓の国民性の違いが顕れていて非常に興味深い。中国では既存のマスコミ媒介が一番信用出来るとの事だ。もっとも、これら媒介が共産党の監視下に置かれているとの事は言うまでもない。言論統制言論弾圧プロパガンダの道具と化している事実は簡単に分かるであろう。にも関わらず信用しているとの結果だ。この結果を考えるにあたり、三通りの要因が考えられる。
一、一般的中国人は共産党のマスコミへの影響力を考えもしない。
二、共産党を恐れるが故の意思とは反した答え。
三、共産党の圧力により調査結果を改竄している。
何れせよ今の中国の現状が良く分かる事は確かだ。

そして、韓国の調査結果も面白い。韓国はネットが普及しており、日中の比較にならないほどネット中毒者が蔓延している。更に韓国ではネチズン(インターネット上の匿名の住人)の意見が尊重されている。韓国の大半の人々はネットが既存のマスコミよりも信用出来ると考えている。

そして日本では、ネットは信用出来ないものとされている。無論、原因は幾つか上げられる事だろう。日本はマスコミとネットとの情報相互性が全く無い。マスコミとネット上の住人は全く違うことを言い合っている。マスコミは自身を真実と言い。ネット上の住人はマスコミは信用できないと言う。これは、中韓でネットとマスコミの思想が一丸となっている構図とは全く異なっている。最も中国はネットも統制し、思想の一元化を謀っているが・・・。では中韓での思想一元化の原動力は何か?答えは簡単であろう。愛国心、そして反日だ。中韓は偽りの愛国心反日感情で思想の一元化を果たした。ここで手法を変え、日本が真実の歴史や愛国心を一丸となって喧伝したとしたら、どうなるであろうか?中韓が悔い改め歴史認識を訂正し、彼らから日本に歩み寄る時代の到来となるのではないだろうか。今のままでは中韓は益々日本から遠ざかるだけだろう。


以下、遠ざかる結果の悲しむべきニュースだ。

【北京21日時事】中国海南省の地方紙・南国都市報(電子版)は21日までに、同省海口市の病院が、旧日本軍による中国侵略に関して謝罪しない日本人について「診療拒否」を知らせる看板を立てたと報じた。
 先に吉林省吉林市のレストランが「日本人は謝罪してから入店するように」と書いた札を入り口に掲げ、中国メディアが大きく取り上げた。小泉首相靖国神社参拝問題などを背景に、中国国内で反日感情が連鎖的に広がる懸念も強い。
 この病院は「海南中西医結合医院」。白い看板に黒字で、日本語と中国語を使って「日本人はまず謝罪してから中に入るように」と記している。戦時に旧日本軍が行った従軍慰安婦問題が反発の背景にあり、同医院は「謝罪すれば、正常な医療サービスを提供する」としている。 
時事通信) - 7月21日

無論、一般日本人には罪は無い(過去の行為も冤罪だが・・・)。だが、彼ら中国人はそれすらも分からないようだ。日本政府は、彼らの歴史認識を「異なった国だから異なる認識もあるだろう」との呑気な思いで捉えてはならない。異なる国でも間違った歴史認識を持っているのであればしっかり反論すべきである。何も言わない事は結局、彼らを暴走させるだけなのだ。