ペットボトルビール

mensch2005-07-24

ドイツはビールが安い。500mlでも130円位のものが沢山ある。そして、極め付けに安いものが、ペットボトルビール。安いものでは500mlで1本あたり30セント。それにプファント(デポジット料金)が付いても1本あたり50セント位、日本円で約65円位で500mlビールが飲める。
確かに、これだけ安ければビールが身近なものになって当たり前か。故にアルコール中毒者も多く、朝からビールを飲む人々も多い。


このペットボトルビール、味は正直に言ってイマイチ。泡立ちも悪く、新鮮味も落ちる。
最近、日本の企業が味の落ちないペットボトルを開発したが、ここドイツでは、味が落ちようが何だろうが構わないようで、かなり前から発売されている。
ただ、昨今はワインも安くなっており、ドイツ人のビール離れが進んでいる。ワインはそれこそピンからキリまでだが、安いものでは、750mlで1オイロ(日本円で約130円超)というものまである。


それ以外のアルコールでは、ドイツの庶民的な酒としてコルンが上げられる。このコルンは麦を原料とした蒸留酒で、簡単に言えばドイツの焼酎である。味はウォッカよりも、日本の麦焼酎に近くクセが無い。値段も安く、ドイツ土産にワインやビールも良いが、意外と知られていないドイツ庶民の酒として珍しがられる。


対照的に日本よりも高値なアルコールも存在する。それは、ウイスキー。スコッチウイスキーが中でも多く売られているが、ドイツではウイスキーは値段が割高な事も有り、あまり人気が無い。
ブランデーはヴァインブラントと呼ばれており、ドイツでも生産しているのでウイスキーより安く人気がある。


ところ変わればだが、国民の嗜好性は自身の好みというよりも値段や流通にかなり影響されているようだ。