日本人会館の存在意義


ムラ社会と言われがちな海外の日本人社会も、昨今は様々な日本の情報が他人を介さずに得ることが出来るようになった為、昔ほど密では無くなってきている。それは日本人会館の運営にも影響を及ぼしている。一昔前は、貴重な日本の情報を得る手段の一つとして重宝がられていたが、今は無駄に会費ばかりが嵩みインターネットよりも遅い情報しか有さない時代遅れな存在になりつつある。多くの日本人会館はこの現実を知りながらも成す術も無く縮小への道を歩んでいる。私の地域の日本人会館も例に漏れず、旧態依然と言うよりも益々元気が無くなっている。それは、館内を見れば一目で分かるだろう。本は古いものしかなく、今や日本の誇るべき文化とまで言われている漫画など一冊も無い。新聞はといえば相変わらず偏った報道をしている朝日と日経しかなく、雑誌はといえば婦人画報。一般開放されず、会員以外には厳重に閉ざされた扉。この断片だけ見ても到底、改革をする発想など出てこないと思わせる。例えば最低限、手塚マンガを置くとか(今時分、小学校の図書館でも手塚漫画は置いてある)、インターネット配信のカラオケボックスを設けるとか、日本文化紹介コーナーを設けて一般開放するとか、和室や茶室を設けるとか、JSTVの代わりにロケーションフリーTVを設けるとか色々と思いつかないのであろうか。この中の、マンガやロケーションフリーTVなどは今直にでも出来る事だろう。これでは、やるべき事は五万とあるにも関わらず、何もしていないとしか思われないだろう。


しかし、これは日本人会館だけが努力しても改善されるものではない。
日本政府も早急に援助をすべきだろう。何故、日本政府は海外宣伝部員とも言える日本人海外駐在員や在留日本人に援助をしなくて、反日の中国や韓国を優先的に援助するのか。中韓は日本の援助資金で反日国民を生み出し偽善の名の下に日本の資産を奪っているだけなのだ。方や、海外の日本人は言わば日本の代表でもある。どちらを援助したほうが日本の国益に繋がるかは、誰の目にも明らかではないだろうか。大使館では一般開放出来ないが、日本人会館でなら一般開放も可能だ。その日本人会館を外国人への日本文化宣伝の場にすれば、外国人の日本への興味も高まることだろう。日本政府が支援すべき施設は、日本人学校や大使館だけではない。


ロケーションフリーテレビを活用した代表的企業
manekitv.com