現代の大本営発表

現在の日韓関係における日本側報道を見るにあたり、過去の大本営発表とダブって見てしまう。今年は表向き、日韓友情年として日韓の関係は少なくとも民間レベルでは良好な様に見せかけている。しかしその実、現状の日韓関係は嘗て無いほど硬直化しているのも事実だ。竹島問題、首相の靖国参拝歴史認識。これらが日韓関係を悪化させている原因でもある。
しかし、考えてほしい。悪化させている原因が何処にあるかと。全て韓国側が自身の認識を日本に押し付けているように思えないだろうか。対照的に日本側は自身の認識を韓国側に全く伝えようとしていない。このギャップが更に日韓関係を悪化させている。韓国側が過剰な反日報道をしている中でも、日本側は大本営発表により日韓関係の悪化をそれ程理解していない。故に韓国側の主張を重く捉えておらず、日本としても主張をする程の事はないとの情勢が多数を占める事となる。そして、それは危機的な状況を齎す。
大本営発表により危機を感じ取る事が出来なくなった日本の民衆は、韓国が赤化して北朝鮮や中国に加担したとしても、日本に攻めてきたとしても、正しく青天の霹靂が如く右往左往する事しか出来ないのではないだろうか。
楽観主義や無防備主義、無抵抗主義も結構だが、過去に同じような事を行った国々がどの様な結末を辿ったか、歴史を通して見直してみる事も必要だろう。


http://news.aol.co.jp/story/news.date=20051117180810&company=40&genre=02&sub=004&article=00000000a376.html

2005年11月17日(木)18時08分

米韓、立場の差埋まらず 「戦略対話」で解消目指す

 【慶州17日共同】韓国慶州でブッシュ米大統領と韓国の盧武鉉大統領が17日発表した共同宣言は、北朝鮮の核放棄などを盛り込んだ6カ国協議の共同声明履行に向け一致して対応し、南北関係の発展が核問題解決に寄与することを確認した。しかし米韓の対北朝鮮政策の差は顕在化しており、核問題への立場の差は埋められなかった。


 韓国政府は「意見の差があるからこそ協議が必要」(政府当局者)との考え。来年初めから始まる外相間の「戦略対話」に「大きな意味がある」(潘基文外交通商相)とし、同対話を通じて意見の違いの解消を目指す。『AOLNEWS』


悪化している関係は無論、米韓関係だけではない。米韓関係、日韓関係の悪化の先には韓国の赤化、中華帝国の属国化(尖兵化)が待ち受けている。