ドイツのフリーマーケット

ドイツの日曜は静かなものだ。殆どの店が閉まっている事もあるのだが、人手も車も殆ど町に現れない。それはまるで、日本の正月三箇日の様でもある。
この日曜日に営業している店はガソリンスタンドか中央駅等の売店か飲食店位しかない。そんな中、フリーマーケットは大盛況である。日曜に人手が多ければ、大概がフリーマーケットか教会に行く。そして、フリーマーケットは経済のバロメーターでもあろう。日本ではお目にかかれないような年代物のPCのパーツやゴミの様な玩具のパーツが売られていたりする。それらとは対照的に、安くてガラクタよりは実用的な物を売っている人々は殆どが東欧出身者や中国出身者でもある。ガラクタを売っているのがドイツ人で、豊富な品揃えをしているのが国外出身者であるドイツのフリーマッケトはまるで、現在のドイツ経済の縮図の様だ。