靖国無問題

麻生氏は前々から首相の靖国神社参拝に反対している国は中朝韓だけであり反日国家は中朝韓だけであると述べて来たが、援護射撃をするが如く外務省も堂々とタイミング良く発言してくれた。東アジアサミットという、いわばアジア公式の場での日本の意思表示だった。
参加国16カ国の内訳はASEAN(インドネシアシンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、ブルネイベトナムミャンマーラオスカンボジア)日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドと、バラエティーに富んだ面子でもある。
中韓に文句を言われる前の先手だが、これには中韓も返答に困ってしまう事だろう。今後再び中韓靖国問題を持ち出したら、それはそれで「矢張り、文句を言っているのは中韓だけだ」と世界に知らしめる事となり、日本の期待通りになる。中国に出来ることは精精、賄賂によるロビー活動で海外の親中家に反日発言させるか、漢民族の多い国家(シンガポールインドネシア)の同胞を動かす位しかないだろう。韓国に至っては、民間レベルでの海外に向けてのプロパガンダが関の山だ。
東アジアサミットの場での日本の行動は、靖国問題が中朝韓だけの問題だとのイメージを、全世界(そもそも、靖国をストーカーの様に問題にしているのは中朝韓だけであり、これ以外の国家は靖国すら知らない事も多い)及び日本国民に知らしめた。事態を硬直化しているのは他でもない、中韓だ。
日本は何時でも門戸を開いている。さて、何時まで中韓靖国問題で門戸を閉ざしているつもりなのだろうか。それとも、新しい錠前を創り出すつもりなのだろうか。錠前が変わっても鍵は相変わらず、“日本のマネー”だろう。


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2005年12月07日(水)00時23分

日韓外相会談見送りか 東アジアサミットの場で

 クアラルンプールで10日に開かれる東アジアサミット外相会議前後に行われることが想定されていた日韓外相会談が見送られる見通しが6日、強まった。外務省幹部は同日夜「韓国側が会いたいと言うなら別だが、やる必要はない」と述べ、現時点で日韓双方が具体的に日程調整へ向けた動きをしていないことを明らかにした。

 韓国の潘基文外交通商相は11月30日の定例記者会見で、クアラルンプールで麻生太郎外相と会談し、小泉純一郎首相の靖国参拝問題をめぐる麻生外相の「靖国の話をするのは中韓だけ」などとした発言に抗議する意向を表明していた。

 日本政府は日韓外相会談を行っても、かえって両国関係の一層の悪化を招きかねないと判断したとみられる。ただ中韓両国との首脳、外相交流の中断は両国関係修復の機会を当面失うことになり、日中、日韓関係は一層厳しい状況に追い込まれそうだ。     (了)