ドイツの日本風ホテル

mensch2006-06-01

30日の日独サッカー親善試合は引き分けに終わったが、ドイツでは盛り上がった。ワールドカップはこれからが本番であり、ホテル業界も忙しくなりそうだ。今回は、ドイツのホテル業界における日本を見てみたい。


元来、親日家の多いドイツでは、日本風のホテルが多い。だが、ここで言う日本風ホテルとは、ロマンチック街道沿いで日本人観光客を相手にしているホテルではない。更にはデュッセルドルフにて高級ホテルとして持て囃されている日航ホテルに代表される日本企業のホテルでもない。確かにそういったホテルでは日本のテレビが見られて、朝食では普通に日本食が出ていたりする事が多い。今回取り上げるホテルは、純粋に日本に憧れ日本風な構えにしている。


日本企業が多いデュッセルドルフの駅前に構えるホテル・アサヒは入り口から手書き風?の日本語で埋め尽くされている。
「カラオケあります。」や「日本のJSTVが見られます」等々(画像参照)。
立派な建物に手書き風の日本語が怪しいほどにミスマッチで、日本語で勧誘しているにも拘らず日本人が気楽に立ち寄られない雰囲気を醸し出している。更には、日本語表記で“朝日ホテル”と命名されているが、昨今、捏造扇動記事で世間を騒がしている朝日新聞とは何ら関係ない。


そして、もう一つの日本風ホテルはドイツ第二の都市ハンブルグに存在する。その名もニッポン・ホテル(日本語表記では日本ホテル)。こちらは全てにおいて日本を意識しており部屋も和室で、経営者の拘りを感じさせる。日本人が経営している訳ではないので、和風ではなく、あくまで日本風なのは御愛嬌・・・。


HOTEL ASAHI


NIPPON HOTEL


最近はこれら以外の普通のホテルでも、日本のあられ餅や寿司が朝食に並んでいたり、敷地内に日本庭園が造られていたりする。ドイツにおける日本の文化力、日本に対する憧れは他とは格別なのだろう。多くの国は、国を挙げて自国の文化をドイツに紹介推奨しているが、日本は誇るべき文化を数多く有しながら、何もしていない。
日本政府や日本の外務省が惰眠を貪っているなかでも、ドイツの民間が自ら日本文化を積極的に取り入れている構図は微笑ましいが、悲しくもある。この点においては、日本は韓国を見習うべきか。
余談だが、日本の首都の名を冠したロックグループTOKIO HOTELも、実際のホテルではないがドイツの若者の間で大人気だ。



TOKIO HOTEL


W杯チケットのトラブルは前回も起こったが、今回も再び起きた。
日本のお花畑にいる経済人が、中国人の権謀術数に引っかかったようだ。中国は広い。日本人よりも聡明で寛大な心の人もいれば、常に金儲けと策略だけを考えている人も多い。更に、反日捏造歴史教育による偏った思想を持つ人は、日本人に対し悪事をしたとしても、正義の制裁としか思わない人もいる。
国家体育総局直属の国家第1級旅行会社との看板に騙されたようだが、そもそも政府にしても個人の思想にしても日本とは全く違っているとの認識を持たない限り、中国人との商売は上手くいかないだろう。


W杯チケット:「ツアー代金返して」マックス社に殺到『毎日新聞』2006年5月31日

マ社によると、募集したツアーは、日程や観戦試合数などの組み合わせで26種類。中国国際体育旅游公司からチケットを入手予定だったが、30日夕方までに連絡が取れず、入手は困難と判断し、すべてのツアーのキャンセルを決めたという。決定した時点で、1080人分1200枚が申し込んだ状態だった。
 ◇「公司にだまされた」…マ社長が謝罪
 マ社の指田清一社長は31日午後6時から会見した。冒頭、「中国国際体育旅游公司にだまされた。ツアー申請者の期待を裏切ったことを深くおわびしたい」と謝罪した。(抜粋)