日本の文具

ワールドカップ・ドイツ対コスタリカ戦はドイツの勝利に終わった。金曜日の夕方はただでさえ帰宅が早くなるドイツ人。皆、4時過ぎには早々に帰宅。何はともあれ、これが静寂のドイツ、躍動のドイツなのだろう。


無印良品は常に高品質を提供しているとの事を前回述べたが、最近ドイツ・ミュンヘンでもオープンした。デュッセルドルフに続いての2号店だが、これを契機にベルリンやハンブルクでもオープンして頂けたら嬉しいのだが・・・。


無印は文具だけではないが、対照的にドイツの文房具は作りが悪い。
シャープペンシルの芯も簡単に折れ、ノートもバリエーションに乏しい。確かにモンブランに代表されるように大枚をはたけば。良いものはある。だが、日本の様に手ごろで素晴らしい製品は皆無だ。
舶来信仰の強い日本人からすれば意外だろうが、あらゆる製品において日本製が一番優れていると思わせる(ドイツに来る前はドイツのマイスターが作った工芸品が一番だと思っていたが)。
それ故か、ドイツにも数多くの日本文具企業が進出している。コクヨパイロット、ペンテル、サンリオ(サンリオは文具メーカーとは言えないが)等々・・・。
MUJIのドイツでの躍進は嬉しい限りだが、他にも日本企業が躍進できる部門がありそうだ。それは100円ショップではないだろうか。
ドイツでも日本に遅れること幾許、三年位前から1EURショップが出店してきたが、品揃えや商品の品質は日本の足元にも及ばない。売り場面積も日本のコンビニエンスストア位の広さでディスプレイもガサツ。今も成長を続けている100円ショップの代表的企業ダイソーが欧州に進出した場合は、これら小さな1EURショップは全てダイソーに席巻されそうだ。今、ダイソーはアジアへの出店を急いでいるが、価格競争において不利なアジアよりも、欧州における出店の方が遥かに容易い事は言うまでもない。


良品計画、ドイツのショッピングセンター「Funf Hofe」内に無印良品のドイツ2号店を開店


無印良品 ヨーロッパ、アジアに6店舗オープン


関連するが昨今、建築や航空会社等と何かと問題が出ている日本企業だが、品質管理は世界一と言っても過言ではない。
事故があった場合、大概の外国企業は第一に使用者の自己責任そして、自社の正当性を主張する。シンドラー社の発言は、和と配慮を尊ぶ日本企業や日本人には考えられない主張だろうが、これが世界の常識だ。日本人と違い決定的な証拠が出ない限り、その場しのぎの謝罪などは絶対にしない。
ちなみに、このシンドラー製エレベーター。日本だけではなく、世界各国で死亡事故を起こしている。日本のマスコミも過剰だが、シンドラー社も日本の美徳をもう少し研究してはどうだろうか。

2006年06月10日(土)シンドラー“逆切れ”客の乗り方が悪いと言いたげ『AOLニュース』

(抜粋)製造元のシンドラー・グループ本部(スイス)は9日、「(エレベーターの事故は)不適切な保守点検か、閉じ込められた乗客による危険な行為が主因」とする声明を発表した。「利用者の乗り方が悪い」とでも言いたげな、“逆ギレ”ともいえる内容で、同社に対する不信感はさらに高まりそうだ。

 日本の「シンドラーエレベータ」は事故後、記者会見はおろか同マンション住民への説明も拒否している。