国家百年の計を誤った中国

mensch2006-09-21


中国は言わずと知れた反日国家だ。だが、その政策が中国の未来を不確実なものにさせている。国内の不穏を、諸外国に拡散する事でしか抑えられない国家が果たして正常と言えるのだろうか。差別としてではなく、現実として述べるが日本のように成熟した民主主義国家であれば極端な話、打倒天皇制を掲げても逮捕されたとの話は聞いたことがない。日本にはそれだけ言論の自由があり、中央政府と異なる思想を持っていたとしても弾圧を受けることがない。対照的に中国はどうか。入国審査で台北を首都として表現した地図や、中国共産党を少しでも茶化した本を持っていただけでも没収されるような国家だ。それ以上の行為は、言うまでも無い。

では、日本を仮想敵国とする行為に、どのようなメリットがあるのか?これは、中国人民に矮小な自己満足しか齎さない。現状では、「中華帝国は偉大であり、夷荻日本は野蛮だから糾弾する必要があり、更には偉大な中華帝国服従するべきだ。」との潮流しか生んでいない。反日スローガンは、国益よりも中華共同体としての団結を求めている。この政策から中国共産党は、自国の成長よりも、国家内での共産体制の温存、及び自身(身内)の保身しか考えていないとの現実が見えてくる。

一部の中国国内中華思想派は、それでも反論することだろう。貿易よりも愛国(団結)が重要だと。中国共産党における愛国概念の確立とは、危険ではない仮想敵国の擁立だ。
仮に、聡明な国家運営機関もしくは個人利益よりも国益を尊重する代表が存在し、それでも外敵を作らなければならないような未発達な国内情勢であったとしたら、ロシアを仮想敵国にしたほうが国益を損なうことが少ないとの事は、誰の目にも明らかだ。中露及び日中の貿易額を比べてみても、2005年度の中露貿易は僅か291億ドル、方や日中貿易は1,800億ドルを超えている。中国は既に、過去においてソビエトと思想及び戦略で仮想敵国として対峙していた経緯がある。更には、現在のロシアは世界情勢から考えても、過去のソビエト程の脅威は無い。中国が仮想敵国とするにおいて、これ以上の格好の対称は無い。
だが残念ながら、日本は中国共産党にとってロシア以上の格好の餌食のようだ。
現在の中国共産党首脳部が強固に反日政策を続行する背景には、「日本はどんなに卑下しても、中国を相手に戦争することは絶対に無い。」との確信があるからだ。汚い言葉で例えるならば「日本は、どの様にいたぶっても反抗しない。」と舐めている。更には、日本国内の自虐的マスコミが中国共産党にとって、この上ないカモとなっている。周知の事実だが、靖国問題にしても南京大虐殺にしても日本のマスコミが捏造し、中国共産党に臆面も無く甘言した経緯がある。日本の極左マスコミは矮小な中華主義を増徴させ、中華の更なる発展を阻害しようと画策し、アジアの平和を乱そうとしている。
中国よ。貴国は、過去に幾多と無く勃興した異民族による支配を懐柔し、数多の異民族を偉大な中華文化の虜にして吸収してきた。貴国の発展は、貴国の雇用は、異民族国家である日本が存在しなければ、どの様な状況になっていたのか?日本国内極左マスコミの甘言に騙されてはならない。彼らは、中国や日本云々よりも、平和云々よりも、自身の保身だけが信条だ。
法輪功はいずれ、中国全土を呑み込む。共産党は更に激しく法輪功を弾圧するのか?それとも寛容するのか?その時、時代が大きく変わるだろう。中国は過去、幾度となく国家の方向性を誤ってきた。貴国は再び眠れる龍として、後世に語り継がれるのか。日本を敵に回すのが得策か、それとも愚策かは何れ時代が証明するだろう。
そして、日本は中国の反日を野放しにしてはならない。だが、それは中国に謝罪し譲歩することでは断じてない。謝罪し譲歩すれば、それこそ中国の思う壺だ。日本は、次から次へと溢れ出る中国の訴えに対し、滅びるまで永遠に謝罪と賠償を続けなければならない事だろう。では、どうすればよいのか?答えは簡単だ。中国に対し真実の歴史を証明し、捏造に異を唱えるだけで良い。そうなれば、中国人民は捏造を喧伝してきた共産党に対し怒りの矛先を変えるだろう。共産党の将来は言うまでも無いが、少なくとも日本の将来には一石二鳥を齎す。そして、中国も新たな時代を迎えるだろう。


<中国>柳条湖事件75周年迎え、瀋陽で反日騒動

 【北京・西岡省二】中国遼寧省瀋陽の日本総領事館によると、満州事変(1931年)の発端となった柳条湖事件75周年を迎えた18日夜、瀋陽で開かれた記念式典終了後、市民の一部が会場で日本の国旗を焼き、シュプレヒコールを上げるなどの騒動が起きた。負傷者など被害はなかった。
 式典は警官1000人以上が警戒する中で進行したが、終了後、警戒態勢が緩められたところを狙って若い男性2人が日本の国旗を広げて「打倒、日本軍国主義」などと叫んだ。市民約100人が2人を取り囲み、中国国歌を歌いながら日本国旗を燃やしたという。
毎日新聞) - 9月19日


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