日本の躍進と反日分子の暗躍

HONDA CIVIC

前回に引き続きになるが、トヨタ・オーリスの宣伝は少なくとも3月1日から発売の3月3日まで、ドイツ国内10万人以上の82都市でほぼ全てのプラカードや広告塔を貸しきっているとの事だ。どおりで町中トヨタな訳である。


新聞や週刊誌にもしつこい位にオーリスが掲載されているから、その宣伝広告費用たるや尋常ではないだろう。仮にオーリスが不調に終わったとしてもトヨタの力が落ちるとは思わないが、欧州でデザインした割には地味な概観との印象は否めない。
対照的に昨年、発売された欧州開発(日本未発売)のホンダ・シビック(添付画像参照)は寸詰まりの感があるが、なかなかのデザインだった。どうもトヨタはデザインの点で万人受けを狙いすぎているような気がするが、当のホンダ・シビック以上に売れたとしたら、トヨタ戦略もあながち間違っていないとの事だろう。


海外に住む日本人にとって躍進を続けるトヨタは素直に応援したくなるが、そのトヨタ・オーリス発売日と時を同じくして行うグリーンピース団体による“日本”の捕鯨反対運動には憤懣やるかたない思いを抱く。そもそも何故、日本を名指しなのか。ノルウェーアイスランド商業捕鯨を再開し、アメリカにしても先住民生存捕鯨をしているが、日本は調査捕鯨だ。最近では国際捕鯨委員会(IWC)の加盟国内でも捕鯨賛成国と捕鯨反対国の勢力が拮抗している。
捕鯨問題だけではなく、北朝鮮問題にしても日本はこういった情報戦術が極めてお粗末だ。過去に、在ドイツ日本国大使館の前で行われた反捕鯨抗議運動における日本側の不甲斐ない態度も記憶に新しい。仮に中国が捕鯨国であったのなら、商業捕鯨反対との国際論議を押さえ込めただろう。現実に中国や韓国の犬食は大々的に糾弾されていない。中国による関係各国への根回しは尋常ではない。日本は見返り付の援助で各国を誘導することは出来ないが、正論(対象鯨の増加、それに付随する海洋資源の減少)があるのなら、少なくとも反捕鯨国を納得させるために国際調査の協力依頼を率先して行うべきではないだろうか。


たかが捕鯨反対運動、されど捕鯨反対運動。グリーンピースによる抗議運動の人数は一箇所10人以下と極めて小規模だが、各都市の中心で展開する抗議運動は多少なりとも影響力がある。仮に私が反日家であったのなら日本の捕鯨は格好の材料だ。
まさか、反日国家がグリーンピースを援助しているなどとは思いたくないが、世界戦略車トヨタ・オーリスの発売に合わせ、日本を名指しにする抗議運動は何か意図的なものを感じずにはいられない。


自動車メーカーの1月世界生産、4社が過去最高に

[東京 27日 ロイター] 自動車8社による1月の生産・輸出実績は、トヨタ自動車<7203.T>とホンダ<7267.T>、スズキ<7269.T>、ダイハツ工業<7262.T>の4社が1月単月の世界生産で過去最高を更新した。(以下略)


価総額が30兆円超える トヨタ株価が一時最高値 02月26日 20時15分 共同通信

トヨタ自動車の株価は26日、上場以来最高値となる8330円で一時取引され、時価総額は約30兆700億円となり、30兆円を超えた。2位で約16兆円の三菱UFJフィナンシャル・グループの約2倍の規模。07年にも販売台数が世界最大手の米ゼネラル・モーターズ(GM)を抜くことがほぼ確実となるなど、好調な業績を背景に株価が上昇、時価総額を押し上げた。


<Cover Story>トヨタの価値はGMの13倍(中央日報)


日本捕鯨協会