日独米中の国民性

mensch2007-07-05



今まで文章で各国の国民性を比較してきたが、分かりやすく端的に表現するのも伝えるのも難しい。そういった経緯もあり、今回は国民気質を図解で単純明快に比較してみたい。


その前に、図の表記について説明したい。

  • 枠=国家もしくは共同体(国家は法によって成り立つものであり、ここでは同一で表現した)
  • 個=個人(枠内の個人は国民、枠外の個人は他国人)
  • 赤矢印=攻撃・敵対
  • 青棒=協力・協調


日本の代表的な“和の精神”とは即ち共栄共存思想だが、それは以下の図に表されそうだ。


和の精神



人体実験目的で原爆を落とし、無差別空爆をしたアメリカに感謝し、捏造の歴史で日本を陥れようとする中朝韓に対して謝罪し続ける日本人の行動原理がこの図からも分かる。他国人が日本人と同じ思想概念であれば有効だが、実際はどうだろうか。


その相手国の国民性を覗いてみたい。


中国人は、どうやら周りが全て敵のようだ。騙すか騙されるか。殺すか殺されるか。どうやら、日本人は格好の餌食のように思える。弱肉強食の世界、強い者が弱者を虐げ飲み込み、更に巨大になる。儒教も事大も元を辿れば、この“中華思想”に行き着く。中華帝国の属国となっている韓国の国民性では事大が大きくなるが、同じ穴の狢と思われる。


中華思想



アメリはどうだろうか。法の下にまとまっているが、干渉するのもされるのも嫌なようだ。他人が何をしようが、自分には関係ない。これが“アメリカ式個人主義”というものだろうか。だが、法や国家から外れた人間には容赦ないようだ。


アメリカ式個人主義



ドイツは一見、日本と似ているようだ。“Ordnung(秩序)”の元で皆、助け合いながら生きている。だが矢張り、法から外れた人間に対しては容赦なさそうだ。


Ordnung(秩序)



こうやって比較してみると、理想論で言えば、日本の“和の精神”が最高に思える。
アメリカの無慈悲な“個人主義”、中国の自己中心的な“中華思想”は贔屓目に見ても素晴らしい思想とは思えない。
日本がアメリカに追従してはならない理由、中国に服従してはならない理由が、この図からも分かる。


どうやら、ドイツの“Ordnung(秩序)”がこの中では現実の国際社会で有効的なようだ。
だが、そんな最高に思える“Ordnung(秩序)”も多少の問題がある。
次回は、その問題点について愚考してみたい。