中国製冷凍ギョーザ事件に鑑みる日中関係

天洋食品



中国製冷凍食品事件は沈静化する兆しが見えないが、日中関係を問題視するにあたって良い機会になるのかもしれない。
もっとも、こういった中国食品の問題は、海面下で今まで何度も出ており、餃子は例外だとの言い訳も通用しない。中国では日常的に危険な食品が流通しており、日本の賞味期限切れなど可愛い問題に思えてくる。しかしながら、中国は共産党一党独裁の国。
中国における初の人から人への鳥インフルエンザ感染も有耶無耶にされたが、オリンピックを控え更に言論統制、隠蔽は増えることだろう。


確かに、日本の能天気企業による中国人や中国への無知から来る管理体制不足もある。だが、どちらの罪が重いと言ったら、中国の製造元が一番重い事には変わりない。天洋食品は中国の国営企業で歴史のある名門巨大企業でありHACCP(国際的衛生管理基準)を取得しており、名の知れない零細企業とは訳が違う。


案の定と言うべきか、諸外国が報道しているチベット弾圧問題や台湾問題を報道せずダライ・ラマの来日を無視する事により、中国共産党と一部の反日在日朝鮮人の方々より厚い信頼を置いている日本の偽善マスコミは、一番の罪を日本に被せ始めている。最初の被害から一ヶ月遅れでの発表、JTのサンプル検査不実行、保健所の検査拒否、袋の穴から何者かが異物混入(穴の無い製品から5歳児が重体なのは見てみぬ振りか?販売元が違って同じ製造元な理由は?製造元からの流通形態が全て違い双日以外の扱いも被害が出ている)等々・・・。
それとは対照的に中国政府は素早い捜査を始めたとのマスコミによる賞賛(結果は異常無し、謝罪なし。これも予想通りか)。
冤罪を生まないために発表までに一ヶ月要したとか隣国中国への配慮とか、日本政府や企業にも理由があるだろう。こういった中庸な和の精神は大切だが、こと諸外国との関係においては弊害を齎すだけではないだろうか。


日本国内に住んでいながら反日な一部の在日中国人や在日韓国人の方々ならいざ知らず、流石の能天気な日本人も自身の身や家族に罪が着せられて、路頭に迷いたくはないはずだ。
福田内閣JT、生協に物申したい。マスコミにとっては、貴方方が罪を背負って路頭に迷おうが、中国の罪が薄まればそれで良いと思っている。何故か?マスコミは、貴方方を糾弾しようがしまいが路頭に迷うことはないからだ。逆に、中国共産党からは更なる信頼を得、自身は偽善者、平和主義者、反差別主義者と優越感を味わえる。マスコミ内の反日在日朝鮮人記者にとっても、日本が悪者になれば何でも良い。


これによって一方的に罪を被る日本人はどの位いるのか。中国側やマスコミは原因不明のまま、日本側に罪を擦り付け、最終的には別の大きな事件で話題逸らしをするだろう。前述したが、その罪を被る人々を分析してみたい。



1、福田内閣
福田首相は言わずとしれた媚中派。彼の取り巻きにはチャイナスクールも多い。むしろ、媚中を貫き通し国民の反感を買い総辞職された方が日本の為か・・・。


2、JT(日本たばこ産業)
同社は1999年にRJRナビスコホールディングズからアメリカ以外のタバコ事業を買い取り、今では世界第三位の超巨大タバコ会社だが、かつては国営であり、政府の影響も大きい。ちなみに、同社売上における食品の割合は僅か5%。


3、生協(消費生活協同組合co-op)
同組合員数は約二千万人。左翼主義で共産党支持者も多く、中国や中国食品への信頼も厚かったことだろう。中国が罪を被らなければ、日本国内左翼は大打撃、国内保守の農協は大躍進。悩むところか。生協もそろそろ、中国が理想とすべき共産主義ではなく、独裁弾圧国家と気付くべき時だろう。



彼等が信頼していた中国に裏切られた感想は、どのようなものだろうか。
日本人よ。今こそ言うべき事は、言わなければならない。
だが、それには以下に挙げられる日本人の思想革命が必要だろう。



1、過去の自虐史観に呪縛されない
日本は大東亜戦争でアジア開放の雄としてアジア諸国から支援されていた。韓国は植民地ではない。日韓併合後、大発展し、人口増出した。南京事件731部隊従軍慰安婦も強制連行も沖縄集団自決も左翼や米国・中国・韓国による捏造で塗り固められた歴史修正行為だ。反日日教組に代表される学校の歴史は真実ではない。それは、歴史に対し無知蒙昧と同じだ。
日本人は過去の蛮行が有るから、あまり中国に言えない?真実の歴史を知っていればこの様な言葉は出ないはずだ。


2、日本人と中国人を同じ思想文化と思ってはならない
最も明快な区分として、中華思想と和の精神の違いが挙げられる。
中華思想においては家族以外は全員敵であり、騙す相手に過ぎない。


3、相手国に言うべき事を言わず、従うことは友好ではない
それは従属だ。和の精神が通用するのは日本国内だけだ。


4、民間交流で両国間の蟠りが消えるとの幻想を捨てる
もし、民間交流をするのであれば、歴史問題を論議対象とするべきだろう。日本の冤罪を晴らす行為は、己だけではなく己の子孫の冤罪を晴らすことにも繋がる。日本は違うが、中国や韓国の人々は先祖の罪も子孫が背負わなければならない。歴史問題を有耶無耶、もしくは日本が一方的に悪かったとの結論では、中国や韓国の反日は永遠に消えない。むしろ、日本人に永遠の贖罪意識を植え付け、今以上に日本から金を巻き上げていくだろう。歴史問題は、自分には関係の無い問題ではない。
日本の技術だけではない。自身の血税が言われ無き歴史の罪により、今以上に未来永劫、中国や韓国に搾取され続けるだろう。
彼等が親しみを持っているのは日本の現代文化と製品だけであり、歴史認識ではほぼ全ての中国人や韓国人は反日だ。


5、過去の日本や欧米先進諸国と、現在の中国を、同列に語ってはならない
日本も昔は公害があったから多めに見てあげようと思われる方も居るだろう。だが、当時は何が危険物質かも、原因も科学的に証明されなかったから被害が拡大したのであり、科学的に危険と分かっている現在でも公害をばら撒く中国とは比較にならない。
この理論だと、原子力爆弾も過去にアメリカが使ったから今も使ってよいとの結論になる。実際、中国だったらそう結論するだろう。最も、中国は日本に先駆けて有人宇宙ロケットを打ち上げるような国との事実も忘れてはならない。日頃、中国を讃える左翼は滑稽な事に、こういった時だけ、中国は途上国なのだから大目に見ろと上から目線で諭す。
だが、今回の事件は日本には存在しないサリンや殺虫剤の元になる危険物質メタミドホスだ。次元が全く違う。ちなみに、このメタミドホスは今年1月から中国でも禁止された。中国は事前に察知していたのだろうか。



罪を着せられる日本人は、早急に中国に対する行き過ぎた配慮を止めて自己主張をしない限り、既成事実となり、中国とマスコミに対して反論余地無しの状態に追い込まれるだろう。
今回の事件はアメリカや韓国でも問題化しているが、両国とも中国批判一色だ。アメリカに限っては次期大統領候補達も中国を糾弾し、チャイナフリー(中国製品撤廃)を叫んでいる。
そもそも、日本にしても10年以上前は中国食品など無かった。日本の自給率不足を嘆くのであれば、寧ろ好都合だ。価格と命、どちらが大切なのか。食うや食わずの途上国ならいざ知らず、日本は世界第二位の経済大国だ。それでも、価格を取るのだろうか。もっとも、価格で言うならば、親日の東南アジア諸国から仕入れても同じだろう。


私は言いたい。中国や韓国やアメリカが、過去の日本にしてきた仕打ちを考えれば、彼等は何も日本人に言えない。
だが、日本人なら少なくとも彼等よりは言う権利がある。
狂牛病におけるマスコミによるアメリカ叩きは酷かった。不二家程度の事件など、中国では日常茶飯事だ。中国に物申せば差別か?アメリカに物申せば正義の味方か?そういった単純な思考回路の持ち主こそ、差別主義者に他ならない。


今こそ、主張せよ!日本人!


中国製ギョーザ:「穴」報道で日本中傷 中国のネット上で(毎日新聞)


“殺人ギョーザ”で北京五輪重大危機…開催危ぶむ声も‐ネタりか


「天洋食品」03年に検疫免除、中国が通関迅速化へ優遇 1月31日13時43分配信 読売新聞


中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態 大紀元時報

中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(2)

中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(3)

中国製食品による深刻な健康被害=驚愕の中国製有毒食品の実態(4)
今回の中国製冷凍ギョーザ事件は氷山の一角だ。中国の暗部を知っていたら『食品管理体制は日本と同じく厳しい。たまたま中国が批判されているだけだ』など冗談でも言えないだろう。


2007-02-04 ドイツと日本における食品管理体制(当日記)