日本製・甲州ワインの世界拡散

arvga  アルガ



甲州ワイン、世界に出荷=仏有力シャトーと提携 (時事通信) 2008年3月7日

国産ワインの産地として有名な山梨県甲州ワインが海外市場に挑戦する。「勝沼醸造」(甲州市・有賀雄二社長)が製造した白ワインを、フランスの有力生産者と提携し、「マグレ・アルガ・甲州・イセハラ」の品名で世界展開することが決まった。桃やグレープフルーツなどトロピカルな香りが最大の特徴という。(以下略)


※勝沼醸造株式会社


日本のワインは美味しい。ワインは矢張りフランスだと述べている人も、飲み比べて欲しい。フランスワインが一番との評価は、欧州のブランド品を闇雲に買いあさる行為と同じように思える。
今回の勝沼醸造製ワインも、2003年2004年と国際ワインコンテストで連続銀賞を勝ち取っている。


日本製品の素晴らしさはワインにも及んでいるが、こういった報道を見ると日本国内市場で満足している携帯端末事業の愚かさも分かってくる。
飽和状態である日本の携帯市場からの撤退を今月表明した三菱電機だが何故、早い段階で世界へ目を向けようとしなかったのか。日本の携帯電話は海外の数年先行く技術を搭載し、国際競争力では敵無しとなっている。
日本がアメリカを常に見ているように、韓国は常に日本に目を向けている。例えそれが、小中華思想による歪んだ反日思想や、嫉妬に過ぎなくても。故に韓国企業である三星やLGは、日本企業が国内市場で満足している間に、日本の携帯より多少性能の劣ったものを海外で売り込み、更に遅れている欧米企業を尻目に世界シェアを伸ばす。故に既に、携帯部門で日本ブランドとして売り込む余地は少ない。
とはいえども実際には基幹部分は日本製であり、海外で韓国企業の携帯電話が売れるほど、対日赤字がその上を行くという鵜飼経済に変わりは無い。
基幹部分を韓国に輸出せず、直接世界に売り込めば良いように思えるが、日本企業は過去の米国における人種差別的ジャパンバッシングを経験しており、バッシング相手を分散させながら莫大な利益をあげるという更に高度な作戦を敢行している。
自動車産業も同じで、韓国は日本が存在しなければ完成品を造れない。
だが、この様な状況に至っても、差別意識の強い韓国人の方々が鼻高々に「韓国は日本を越えた!韓国人や韓国製品は世界一優秀だ!」と世界へ喧伝する様は、同じアジア人として色々な意味で恥ずかしい。
彼等の言動が影響しているのかは不明だが、ソニーも然り昨今の日本企業による韓国離れは凄まじい。故に現在の韓国は、途上国というよりも年々ランクを落とす衰退国の様相になっている。


※三菱電機、携帯端末事業から撤退


※当日記内2005-09-22 世界最先端を行く日本の携帯電話


※週刊新潮 2月21日号「在日韓国人」だけなぜ安い? 孫さん「ソフトバンク」の通話料金はヘンです!


※当日記内2005-7-29 ソニーのジレンマ


※<グローバルアイ>三星、ソニーとの別居 中央日報 2008.02.28


日本製ワインの世界拡散はこれからだが、日本酒は寿司の世界拡散に追従して、世界各地で市民権を得ている。
ドイツでも大型スーパーでは必ず扱っているが、積極的な販売網拡大をしている日本企業はキッコーマンとチョーヤ位で、その他の日本酒造会社の日本酒はアジア食材店に並ぶしかない。
キッコーマンの醤油はドイツでもトップブランドとして有名であり、その販売網を利用しての日本酒販売と思われるが、チョーヤは違う。不利な条件ながら、大型スーパーにはチョーヤの日本酒だけではなく、梅酒も並んでいる。日本酒は世界的だが、梅酒というマイナーな酒を店頭に並ばせるに至ったチョーヤや、協力する商社の企業戦略は素晴らしいと思う。


日本製アルコール飲料の世界拡散は、日本酒だけではない。ビールのアサヒスーパードライは他国の製品には無い切れ味で重宝されている。
サントリーウイスキーも、トップクラスとして世界中から賞賛されている。ドイツはウイスキー自体の消費が少なく、心底旨いと言えるウイスキーが少ない。だから、欧州帰りに日本のウイスキーを飲み旨いと感じる事も多い。


※世界が認めたウイスキー響・山崎(前編) - サントリー山崎蒸溜所 Blog(ブログ)


※〔ライフ〕 サントリー「響30年」が世界大会で最高賞に!


日本人は、何でも本場が一番との幻想を捨てるべきだろう。それが中身の無い舶来信仰にも繋がる。スーパーカーや機械式時計を買いあさるような金持ちの道楽ならいざ知らず、欧州ブランドに群がる日本人は、本当に良い物を理解しているのか。本当に良い物とは、欧州の様にブランド力を打ち出すものでもなく、中国の様な安いだけのものではなく、日本製品の様に手頃な値段ながら信頼もあり長持ちする物ではないだろうか。
中華料理にしても焼肉にしても、中国や韓国(焼肉の元祖は韓国ではないが)へ行って日本の方が美味しいと思う日本人は多い。これは味覚の違いではなく、日本の市場が成熟しており、消費者の目が厳しいからに過ぎない。
かつて、日本のある商社は日本ミカンの苗木をスペインに植え、硬い皮、種、酸っぱいとの欧州におけるミカンのイメージを180度変えた。


自虐的日本人に限って、本当の祖国や世界を知らない。日本が生み出すものは、日本人が想像する以上に高品質で魅力に溢れており、世界に通用する。
日本製品や文化を真似した二番煎じの欧米企業や中韓企業が、日本風製品や文化を世界に広めている現状は何とも情けない。
日本企業は、世界に目を向けるべきだ。それは中国や韓国に進出することでも、アメリカに目を向けることでもない。世界には二百近くの国々がある。


日本人よ、世界に羽ばたけ!
日は確実に昇っている。