ライアンエア

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アイルランドを本拠地に持つ格安航空会社ライアンエア。欧州26カ国に飛び、欧州最大の格安旅行会社は不況下でも売り上げを伸ばしているが、トイレの使用料金導入を検討しているようだ。


過去にプライベートで何度か利用したことがあるが、値段を考えたら文句は言えない。
たまに飛行スケジュールを見ると、往復でEUR一桁台の金額もあり目を疑うことがある。税金や諸経費を含めたとしても依然として格安だが、安いには安いなりの理由がある。


格安料金を提示するため、早朝や夕方以降のフライトが殆どで便数も1日1便程度しかなく遅れることも多い。
リコンファームは強制ではないが、しなかった場合は運行中止になっても文句は言えない。
手荷物は無料だが、機内預け荷物は別途有料。機内サービスは皆無に近く、軽食やドリンクは全て有料、故に小銭がないと大変なことになる。
何よりも、空港が遠い。大都市の地名が同社サイトに記載してあっても実際はバスで1時間以上離れた空港が多く、掲載都市まで辿り着くには所要時間を有す。


しかしながら、成田空港はじめ欧州ではストックホルムのアーランダ国際空港なども辺鄙な場所にあることを考えると、大差はない。同社はストックホルムも網羅しているが無論、アーランダ空港ではなくSkavstaかVasteras空港となっている。


サービス過多な日本からみると考えられない航空会社だが、慣れると快適に思えてくる。煩い搭乗員も居ないし、自由席だから座席を間違えることも無い。どの空港も日本で例えるならば離島の空港程度の大きさだから施設内で迷うことはないし、手荷物検査や入国審査で長蛇の列になることもない。バスの行き先も少なく、バス乗り場探しで迷うことも無い。しかしながら空港に行く場合は事前に最寄の中心都市から出ているバス乗り場を調べておく必要は有る。
機体もJALと同じく売れ筋の新型ボーイング737−800が配備されているので、東欧や途上国で飛んでいる飛行機よりは安全なのかもしれない。
色々と一長一短あるが、プライベートで時間の余裕があり、サービス過剰を求めない人であれば利用して損はない。


ライアンエア、機内のトイレ有料化を検討 RSS 2009年2月28日[ロンドン 27日 ロイター]


ライアンエアー公式サイト