銃社会

Ryû Ga Gotoku - Jissha-ban



3月11日にシュトゥッツガルトで起きた17歳少年による学校内銃乱射事件報道は未だに終わらない。それだけドイツ国民に与えたショックは大きかった。


10代の若者による猟奇殺人事件は古今東西で起きており、消えることもない。
日本では大正時代に起きた津山三十人殺しが有名だが、最近では酒鬼薔薇事件が記憶に新しい。
彼ら若年猟奇殺人犯に共通するものとして色々思い浮かぶ。

  • 比較的恵まれた家庭
  • 高い知能
  • 高いプライド
  • 被害妄想を持ちやすい
  • 完璧主義者
  • 狭い社会での価値観


前述した性格は、親や周りの過度な期待に応えて順調に事が進んでいる間は問題ない。しかし、普通の少年であれば耐えられる範疇の挫折、例えば学業不振・絶交・失恋等でも常にトップを目指し羨望の眼差しを受けてきた少年にとっては死に等しい衝撃となる。


シュトゥッツガルト事件の少年の親は会社経営者であり経営も順調で、少年は周りから頭がよく心優しいと評価されていた。普通の人間からすれば彼が狂乱に走るのは理解できないが、彼の心中に限り、取り返しのつかない挫折を味わったのは疑う余地がない。
彼は15人を殺害した。内訳は教師・生徒・警官だが、学校に駆けつけた男性警官以外は全て女性だった。原因は結果が全て表している。


酒鬼薔薇聖斗


日本に必要なもの=自虐思想からの脱却、売国勢力の一掃(当日記内)



今回の事件で、ドイツにおける銃規制は更に強まりそうだ。
ドイツも日本と同様に安易に銃は所持できないが、合法な所有銃は約1000万丁もある。対照的に、日本における合法的な所有銃は33万丁に過ぎない。潜在銃は両国とも大凡、登録銃の三倍程度だが日本は桁違いに少ない。
日本は主要国中では銃保有の最も少ない国であり、殺人発生率も最下位となっている。


犯罪の国際比較


Global Peace Index 2008 for Japan


しかしながら“日本はヤクザによる銃社会”とのイメージも未だ世界に残っており、ドイツも同様といえる。
市民学校の日本語初期コース教科書にはヤクザを題材にした物語が記載してあるし、巷ではヤクザ映画DVDが新旧問わず数多く売られており、最近では三池崇監督作品が人気だ。強引な人物を“ヤクザ”と表現したりもする。
現代日本において昔気質のヤクザは消え、朝鮮系や中国系(いわゆる三国系)の暴力団が幅を利かせているが、日本社会を深く理解しているドイツ人ならまだしも、表面的な知識しか持たないドイツ人は誤解してしまう。
ヤクザ映画はたまに見るが、もし私が日本を知らなければ危険な国との印象しか持たなかっただろう。


TakashiMiike.de(ドイツの三池崇監督作品紹介サイト)


右翼団体の実態(当日記内)


ヤクザのイメージとは対照的に、銃による犯罪や凶悪犯罪の少なさからも日本は世界でも稀に見る治安の良い国家といえる。更には治安だけではなく、文化や歴史、技術や資本、サービスや優秀な人材も他国よりも多く有している。
だが、世界には謙遜や察する文化など無い。日本は国家として、自国の素晴らしさを正しくアピールすべき時に差し掛かっている。


日本観光の競争力は世界25位-世界経済フォーラム報告書 2009年03月05日 IBTimes

スイスで毎年開催され、ダボス会議としても知られる「世界経済フォーラム」は4日、世界133か国の地域の旅行や観光の競争力をランク付けした2009年の報告書を発表した。

 1位はスイス、2位はオーストリア、3位はドイツという順位になり、日本は25位にランクインした。首位を欧州が占め、アジアからはシンガポールが10位になった。

 日本は、観光面では厳しい評価となったが、「清潔な飲料水の入手のしやすさ」「衛生面」などでは高評価を得た。

日本は、前年より2ランクダウン


英国の人気旅行雑誌「ワンダーラスト」が満足度の高い観光地ランキングを発表−日本が第1位に! 日本政府観光局(JNTO)平成21年2月25日

英国の人気旅行雑誌「ワンダーラスト(Wanderlust)」がこのほど満足度の高い観光地ランキング『トラベル・アワード2009(Travel Award)』を発表し、国別部門の第1位に日本が、都市別部門の第2位に京都がそれぞれ選出されました。

 ワンダーラストの『トラベル・アワード2009(Travel Award)』は、トップカントリー、トップシティをはじめとする全13部門で構成され、いずれも読者投票で決定されます。読者は平成19年9月から20 年11月までの間の自分の旅行経験に基づき、4つの優秀候補とその評価を投票し、評価の平均値が高いものが表彰されます。ワンダーラストの読者は、年に何度も旅行に出る旅慣れた人が多いといわれていますが、今回の受賞はこうした感度の高い英国人旅行者に日本が「満足度の高い旅行先」として評価された結果であると言えるでしょう。(以下略)