フリーチベットとチャイナフリー

mensch2009-05-04



ドイツに住む中国人には愛想の無い人物も多いが、悪く思える人に会ったことが無い。対照的に外国のおおらかな環境に馴染めない神経質な日本人達に辟易することも多く、よりいっそう中国の既存イメージとのギャップを感じる事も多い(余談だが、ドイツでは既に豚インフルエンザが拡大しているが、マスクをしている人は一人も居ない。ドイツもそうだが、欧米ではマスクをしていると犯罪者か異常者か重病人として通報されかねない。故に豚インフルエンザは深刻な問題ではない。日本でも感染拡大は免れないが、日本は世界一神経質で安全な国家ともいえる)
柏楊氏著の「醜い中国人」でも引用されたが、中国人は自民族の事をよく「一人なら竜、多勢なら豚」と表現する。個人と集団では同じ民族でも違った側面を持ってくるのも事実だろう。
しかしながら現在の集団としての中国人は、豚というよりも豚インフルエンザのような存在に思えてくる。豚は無害だが、豚インフルエンザは百害あって一利無い。
その豚インフルエンザにも、中国お得意の隠蔽工作が及んでいる。


中国は豚インフルエンザの発祥地か=中国問題の専門家(09/05/02 06:35)大紀元

(抜粋)国外在住の中国問題の専門家・李天笑氏は、中国国内ですでに豚インフルエンザが発生している可能性が高いと指摘、下記のいくつかの事例を挙げて説明した。

 其の一.世界保健機構(WHO)の駐中国代表・韓卓昇(ハン・ジュオション)はこのほど、中国では感染の疑いがある例が発生し、患者はインフルエンザの症状を表していると発言した。陝西省で100人以上の学生が集団でインフルエンザの症状を表していることについて、中国当局豚インフルエンザではないとしている。それについて、韓卓昇代表は、中国衛生部は感染の学校の具体的な状況を報告していないと語り、現地政府の依頼がなければ、現地調査できないと話した。

 其の二.2005年、四川省の保健機構・衛生庁のある幹部は、省内で少なくとも17人は謎の疾病で亡くなり、死因はSARSでもなければ、鳥インフルエンザでもない、豚の間で流行するウイルスが死因、と公で発言した。それが事実であれば、中国では2005年にすでに豚インフルエンザが発生したと推測できる。

 其の三.湖北省在住の中国工程院の研究員、家畜伝染病の専門家・陳煥春氏はこのほど、豚インフルエンザのワクチンの開発に成功した、と宣言した。中国で豚インフルエンザの感染が発生していないのであれば、なぜ、そのワクチンが開発できるのか。それは大きな矛盾点である。

 李天笑氏は、「現時点において、豚インフルエンザが中国に入り込むかどうかの問題ではなく、中国当局は根底から事実を隠ぺいしている。中国で同感染症が発生したかどうか、ウイルスの発祥地は中国であるかどうか、近い将来、すべてが明らかになるはず」と述べた。

中国が発祥かどうかは謎だが、感染の拡大を隠しているのは疑いようがない。


中国の隠蔽工作は今に始まったわけではなく、自国に都合の悪い歴史的真実や食の安全問題でも様々な隠蔽工作をしてきた。
だが、嘘は何れ暴かれる。先月末も中国の特大隠蔽工作が判明した。


中国核実験で19万人急死、被害は129万人に 札幌医科大教授が推計 2009.4.30 産経新聞


1964年から1996年にかけて中国は東トルキスタンで核実験をしていたが、被爆で即死したウイグル人は実に19万人。核の砂は東京都の136倍もの範囲に降り注いだ。被爆者数は129万人と広島原爆の4倍以上であり、その中の多くの人間が亡くなったという。三十数年の間に、シルクロードを観光した日本人観光客27万人が被爆している恐れがあるという。
もしこれが事実だとしたら、中国は歴史上最大の国家犯罪になり、食の安全性どころではない。多くの日本国民が知らぬ間に中国によって殺され、命を縮められたことになる。


中国の隠蔽工作として、忘れてはならないのはチベット問題だろう。


難民や亡命者の扱いめぐり中国を非難 米公聴会 2009.5.2 産経新聞

【ワシントン=古森義久】米国の行政、立法両府が共同で中国問題を取り上げる「中国に関する議会・政府委員会」は1日、「中国の難民問題の拡大」と題す る公聴会を開いた。民間団体の代表らが中国政府の北朝鮮チベットウイグルなどの難民や亡命者の扱いが国際合意に反するとする非難を相次いで表明した。(以下略)

中国寄りといわれる米国政府から出た声は重い。対照的に日本からは殆ど出てこない。いつから日本は中国の属国になったのだろうか?アメリカの属国と言うならば、アメリカに追従すべきではないだろうか?


ダライ・ラマ14世「中国は子どものよう」 チベットの現状理解訴える 4月29日 産経新聞

(抜粋)中国のチベット弾圧について、「中国は昨年夏の北京五輪の際には弾圧姿勢を緩和してきたが、その後は再び強硬になり、いまはもとに戻ってしまった」などと指摘し、「中国は大国だが、子どものような行動をする」と痛烈に批判した。


チベット問題は何一つ解決していない。日本のマスコミは中国経済の発展にばかり目を向けてチベットの惨状をお座なりにしているが、ドイツは違う。映画「セブン・イヤーズ・イン・チベット」の主人公はドイツ(オーストリア)人だったが、4月7日にチベット観光が解禁された時の最初の外国人観光客もドイツ人団体客だった。
ドイツ人のチベット贔屓を、日本人も見習うべきだろうか。
嘗て、第二次世界大戦中に日本の友好国だったチベット。経済封鎖された日本との貿易を止めず、アメリカの中国への兵器輸送通行を拒否したチベット。台湾に対しても同じだが、日本人はいつから情を忘れる国民に成り下がったのだろうか。
チベット人の苦悩は、チベットを見放した日本にも要因がある。


日本人がチベットに対し見て見ぬ振りをしている最中、ドイツは常にチベットに熱い視線を浴びせている。それは街中でも分かる。日本では殆どお目にかかれないが、ドイツでは「フリーチベット」との標語や「チベット国旗」をよく目にする。
日本人もドイツ人も義理堅いが、最近の日本人は大和魂や和の心を失いかけているのではないだろうか。
以下の写真は今年、私がドイツ各地で目にしたチベット関連の写真だが、これらは一部に過ぎない。


チベットに自由を!


アジア・レストランもフリーチベット


アジア・雑貨店もフリーチベット


ベルリン観光地もフリーチベット


車もフリーチベット


フランクフルトもフリーチベット


DER DALAI LAMA KOMMT - FRANKFURT AM MAIN - 2009


中国は経済面だけではなく、様々な時限爆弾を抱えている。その発火装置は、簡単には止められない。多少煽てて、腐った果実とでも表現すべきだろうか。腐った果実は地に落ち微生物や虫の餌となり、植物の肥料となる。
しかし、現状としての中国は腐った果実にもなりえない。“不発”にしても“時限”にしても、中国は危険な“爆弾”に過ぎない。
歴史上最もやっかいな爆弾処理は、果たして成功するのだろうか。


チベット式性格診断(ドイツ語) TIBETISCHER PERSÖNLICHKEITSTEST


当日記内:チベット関連


[rakuten:book:12555149:detail]
人の命が物のように破壊されていく中国の伝統こそ、破壊しなければならない。