レジ袋からも分かる日本人の素質


ここ最近、日本もやっとレジ袋有料化が普及してきた。
信じられない事かもしれないが、時を同じくしてドイツではやっとスーパーの買い物カゴが普及してきた(笑)
ドイツでは、買い物カゴにも盗難防止タグが付いている。レジ袋が有料だからだろうが、今後は日本でも必要になるのだろうか。


買い物カゴは2年位前に出現し、最近では小さなスーパーでも見かけるようになった。
では、買い物カゴが現れる前はどうしていたのかといえば、大型カートかカートンだった。日本では殆どお目にかからないが、ドイツでは商品が入ったカートンの上部を外して陳列している。故に空になるカートンが発生するわけだが、空カートンが買い物カゴの代わりになっていた。
空カートンを探す手間、持ちにくい空カートンを抱える苦労が無くなるのは素直に嬉しい。


日本とドイツを行き来していると、日本人の順応能力の高さや几帳面さに驚かされる事がしばしばある。
前回の豚インフルエンザにおけるマスクも同様だが、レジ袋からも分かる。


ドイツでは10年以上前からレジ袋は有料だが、マイバックは殆どお目にかからない。多くの人々はレジ下に並んでいるレジ袋を買い求めている。値段はサイズにより違うが、10〜20セント(13円〜26円)程度。


日本は5円〜10円とドイツよりも安いが、多くの人々はレジ袋を買わずにマイバックを使っているようだ。
前回、日本に行った時はレジ袋が無料だった為か、多くの日本人はマイバックを持っていなかった。それが、レジ袋が有料化になっただけで一瞬のうちに広まった。
ドイツが10年以上かけても、未だに完全には浸透していないマイバック。日ごろ倹約好きなドイツ人だが、レジ袋は別のようだ。
実際にレジ袋利用率を調査したわけではないが、目で見ても明らかに日本の方がレジ袋の使用率が低い。


目まぐるしく変わる現代社会だが、たかがレジ袋一つとっても日本人の素晴らしい素質が垣間見える。
挙国一致ではないが政府が正しく“先導”すれば、日本の将来を日本人の素質に鑑みるにあたり、暗くはない。
その前に、国民を“扇動”しているマスコミ対策が必要なのは言うまでもないが・・・。


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