寒波襲来


先週から欧州は寒波が襲っている。
私の住む町でも、先週末から雪が止まず今冬初の積雪となった。ここ数日、最高気温も氷点下が続いている。
それでも、街中はクリスマス一色。クリスマスプレゼントを目当てに多くの人々が繰り出しており、改めてドイツ人の逞しさを思い知らされる。


バイエルンのDegerfeldでは先週日曜にマイナス30.3度を記録した。
ドイツは冬のスタッドレスタイヤが義務付けられており、日本よりは交通機関の混乱は少ないが、それでも各地で積雪の影響による自動車事故が急増している。
ホームレスをはじめ、ドイツでは6人が凍死している。チューリンゲンでは、散歩をしていた81歳男性が道に迷って凍死した。
中央ドイツは通年、南ドイツよりも積雪が少ないが、ドイツ第三の規模を誇るデュッセルドルフ空港は積雪の為に全面運航停止。フランクフルトでも欠航が相次いでいる。
高速鉄道ユーロスターはトンネルと外との温度差の為に電子システムが故障し、先週土曜日に2000人もの利用者が英仏海峡トンネルの中7時間も閉じ込められた。現在は全面運休しており、復旧の目途は立っていない。


日本では、大阪で6日早い初雪、北陸や東北は記録的な積雪だという。米国北東部では大雪で交通機関がマヒ状態。さながら、世界同時寒波襲来といったところか。


地球温暖化を止めるためのサミットがコペンハーゲンで行われたが、最中での寒波襲来は皮肉としか言いようがない。まるで自然にとって、人間の活動や思案など眼中に無いように思える。人間が地球を破壊しているから人間の英知で環境を守ろうとの気持ちさえも、所詮は人間の驕りのような気がしてくる。


トンでも科学が世界に影響を与えている今、本当は、寒冷化しているからCO2を増産せよと地球が訴えている可能性もゼロとは言えない。



既成事実は真実に非ず。


総理・鳩山は友愛と環境保護を叫び、環境利権屋や原発利権屋に日本の血税を渡そうとしている。
同様に、人権擁護、平和、差別反対、正義等も聞こえの良い響きだが、そこに偽善は無いのだろうか、利権はないのだろうか。
オバマ核廃絶を訴えながら、自国の核兵器を温存しアフガン侵略を正当化した。
フジテレビの24時間テレビ出演者は高額なギャラを貰い、民主党人権擁護法案により言論弾圧を画策し、在日朝鮮人は偽りの歴史認識により日本人を加害者に仕立て上げ特権を維持し、正義を叫んだ自民党の鳩山は脱税をしていた。


何が正しくて何が間違っているのか、幅広い検証は大切だが大勢に流されない人間が一人でも多く増えるのを祈って止まない。