日本人虐殺事件




今年の樹氷は例年以上に綺麗だが、雪や凍結も凄まじく、喜ぶのは子供だけの状態。どうやら、30年振りの寒波だという。


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前回は、民族独立の為ではなく社会主義革命の為に朝鮮人がテロを起こしたとの持論をだしたが、実際にどの程度のテロが行われたのか、今回は主に本書『関東大震災朝鮮人虐殺」の真実』を引用しながら展開したい。


朝鮮人社会主義者のテロ行為は、各新聞が報道していた。記事は風評を基にしたのではなく、警察発表を元にしている。朝鮮人による暴行強殺、略奪、飲料水への毒混入、爆弾テロ、放火等が報道されていた。


関東大震災では人為的でなければ火の手があがらない場所で火の手があがり、多くの死者を出している。震災直後は勿論だが、数日経過した後も不審火が多発している。


以下、枠内は本書『関東大震災朝鮮人虐殺」の真実』引用

「品川は三日に横浜方面から三百人位の朝鮮人が押寄せ掠奪したり爆弾を投じたりするので近所の住民は獲物を以って戦ひました。鮮人は大分殺されましたが日本人が鮮人に間違はれて殺された者が沢山ありました」
(「北海タイムズ」大正十二年九月六日)

「不逞鮮人各所に放火―帝都に厳戒令を布く
―一方猛火は依然として止まず意外の方面より火の手あがるの点につき疑問の節あり、次で朝鮮人抜刀事件起こり、警視庁小林刑務長係外特別高等刑事各課長刑事約三十名は五台の自動車にて現場に向かつた。当市内鮮人、主義者等の放火及宣伝等頻々としてあり」
(「東京日日新聞」大正十二年九月三日)

これより先、越中島の糧秣廠にはその空地を目当てに本所深川辺りから非難してきた罹災民約三千人が雲集してゐたところが、その入口の方面に当たつて異様の爆音が連続したと思ふと間もなく糧秣廠は火焔に包まれた。そして爆弾は所々で炸裂する。三千人の避難者は逃場を失つて阿鼻叫喚する。遂に生きながら焦熱地獄の修羅場を演出して、一人残らず焼死して仕舞つた。月島住人は前記の如く土管内に避難し幸ひに火薬庫の破裂も免れたために死傷者は割合少なかった。それだけこの三千人を丸焼きにした実見者が多かつた」(前掲載)


繰り返すが越中島東京湾沿いにある糧秣廠と月島とは、枝分かれ大川を挟んで目と鼻の距離にある。
もとより糧秣廠とは軍が馬の秣を収納するだけの簡素な倉庫である。爆弾などが置いてあるはずもない。広さは広いが火の気に警戒してきたのは軍の常識である。そこへ爆発物の音が連続して聞こえ、火の海となったのは尋常ではない。話は核心に入る。


「而も鮮人の仕業であることが早くも悟られた。そして仕事師連中とか在郷軍人とか青年団とかいふ側において不逞鮮人の物色捜査に着手した。やがて爆弾を携帯せる鮮人を引捕へた。恐らく首魁者の一人であろふといふので厳重に詰問した挙句遂に彼は次の如く白状した。
『われわれは今年の或時期に代官連が集合するからこれを狙つて爆弾を投下し、次で全市到るところで爆弾を投下し炸裂せしめ全部全滅鏖殺(注・皆殺しの意)を謀らみ、また一方二百十日の厄日には必ずや暴風雨襲来すべければその機に乗じて一旗挙げる陰謀を廻らし機の到来を待ち構えていた(略)』
風向きと反対の方面に火の手が上つたり意外の所から燃え出したりパチパチ異様の音がしたりしたのは正に彼等鮮人が爆弾を投下したためであつたので恨みは骨髄に徹し評議忽ち一決してこの鮮人の首は直に一刀の下に刎ね飛ばされた」


相手が殺人鬼とはいえ民間人の手で処断するのは問題だが、それ以上に、震災で着の身着のまま逃れてきた三千人もの罪のない人々を爆死・焼死させた朝鮮人社会主義テロリストの悪行は許されるものではない。
朝鮮人社会主義テロリストへの報復もしくは正当防衛による殺人を、虐殺と捉えるのであれば(実際に虐殺数に入っている)、朝鮮人社会主義テロリストによる日本人大量殺戮も虐殺と捉えるべきである。震災時、関東各地でテロが行われており、テロによる日本人死者は莫大な人数にのぼると思われる。糧秣廠爆破事件は、氷山の一角に過ぎない。


次に、どの程度の朝鮮人が殺されていたかが問題になる。糧秣廠爆破事件による日本人死者三千人よりも朝鮮人死者が少なければ、朝鮮人虐殺のテーゼは崩れ去る。
著者の綿密な調査によると、日本人自警団はテロへの報復もしくは正当防衛の為に233人の朝鮮人を殺している。
朝鮮人社会主義テロリストでもない普通の日本人や朝鮮人が日本自警団によって間違って殺害された事もあったが、それ以上に、朝鮮人社会主義テロリストに殺される日本人の方が多かったとの事実が分かる。


著者の調査では、東京と近県に居た朝鮮人は総計約9800人、日本政府によって保護された朝鮮人は6797人、殺害が認められた朝鮮人が233人、残りの2770人が行方不明者だという。
当然ながら、行方不明者には震災が原因で無くなった人々が含まれている。朝鮮人の居住地は下町が多く、必然的に死者も多かったと思われる。
関東大震災の死者・行方不明者は10万人以上にのぼったのだから、一人の朝鮮人も被害を受けなかったとは考えられない。
少なくとも、定説となっている6000人朝鮮人虐殺は有り得なくなるし、贔屓目に多く見積もったとしても千人位だが、この時点で一部の朝鮮人社会主義テロリストが日本人を爆死させた三千人を大きく下回る。


これにより、朝鮮人虐殺との安直な話ではなく、テロに対する民衆の自衛戦争とのテーゼが成り立つ。それだけではなく、歴史の教科書に載せるべき事件は朝鮮人虐殺事件ではなく、日本人大虐殺事件であるとのテーゼも成り立つ。
日本人虐殺との表現は問題ではない。朝鮮人社会主義テロリストは、明らかに日本人被災者を狙いテロを起こしている。対照的に、朝鮮人虐殺との表現には問題がある。
普通の朝鮮人が意味もなく虐殺の標的になったのではなく、朝鮮人社会主義テロリストへの報復だった。朝鮮人虐殺との表現では歴史的事実がかき消されてしまい、人権利権屋や朝鮮人詐欺師の恫喝手段になってしまう。


自警団=虐殺者などではない。仮に、その定義が成り立つのであれば、当時の朝鮮人=テロリストと言われても仕方がない。


現代でも救援活動が遅れることがある。阪神大震災時、村山政権や知事が自衛隊の出動を遅らせたのは有名な話だ。ハイチで地震が起こり、略奪や暴行が横行したが、今の時代でも治安回復やインフラ復旧までに日数がかかるのだから、100年近く前は更に時間がかかった事だろう。
混乱極める現代のハイチと比べ、自警団が結成され民衆同士が助け合い治安維持にあたっていた関東大震災当時の日本人は誇るべき存在であっても、貶されるべき存在では断じてない。
新聞記事や警察発表からも分かるが、関東大震災でも一般日本人による掠奪や暴動は無かった。阪神大震災でも証明されているが、日本人の品行方正な国民性は今も昔も変わらない。


一般日本人・自警団の冤罪は晴れたが、日本政府はどうだったのだろうか。


朝鮮人社会主義者によるテロが横行し摘発されている中、政府は朝鮮人社会主義者による放火や爆弾テロで焼き出された日本人を保護せず、一般朝鮮人がテロリストとして間違えて殺されないようにと仮設住宅を建て一般朝鮮人を収容保護した。仮設住宅は医者や食事、衣類や毛布まで完備していたという。これすら強制連行、強制収用として日本を非難している現代の朝鮮人(韓国人)はさもしい限りである。

念入りなことに、当時の日本政府は朝鮮人全てがテロリストではないとマスコミも利用しながら盛んに啓蒙していたという。一般朝鮮人による日本人救済や復旧活動などの美談が、当時の新聞に意図的に載せられている。


厳戒令が起きたから朝鮮人が虐殺されたとの説は大嘘であり、真実は朝鮮人社会主義者がテロを起こした故に厳戒令が布かれた。
厳戒令によって一般朝鮮人を政府や軍隊や警察が虐殺したこともない。厳戒令によって軍隊が出動したのは治安維持の為であり、憲兵無政府主義者を殺害した甘粕事件にしても、戒厳令下即ち国家非常事態下では基本的人権よりも治安回復が最優先になるのだから当然の処置だった。
厳戒令下といえども、一般日本人よりも異邦人である朝鮮人を優先的に保護していた日本政府は、ウイグルチベット漢民族のみを擁護し、被害者であるウイグル人チベット人をテロリスト扱いし弾圧虐殺した中共とは180度異なる。更に、文化大革命にしても、天安門事件にしても、中共は何万人もの罪もない一般民衆を虐殺してきた。


内務大臣兼帝都復興院総裁だった後藤新平は、以下のように語っていたという。

「正力君、朝鮮人の暴動があったことは事実出だし、自分は知らないわけではない。だがな、このまま自警団に任せて力で押し潰せば、彼らとてこのままは引き下がらないだろう。必ずその報復がくる。報復の矢先が万が一にも御上に向けられるようなことがあったら、腹を切ったくらいでは済まされない。だからここは、自警団には気の毒だが、引いてもらう。ねぎらいはするつもりだがね」


後藤は就任するや、それまで警視庁と有力新聞社が積極的に書いていた朝鮮人の暴動報道をわざと抑え、代わりに自警団に自重を求め、朝鮮人保護を前面に打ち出させた。
とはいうものの、「あれは流言飛語だから安心して治安は軍と警察に任せよ」と急に調子を変えられても、現実との乖離を目の当たりにする市民の当惑はいかばかりであったろうか。
この問題の難しさは、事実を押さえ込み、「なかったこと」にして鮮治政策を穏便に済ませようとした点にある。


日韓併合時代、日本政府は常に朝鮮人へ配慮をしてきた。関東大震災においても、わざわざテロのデマを流し民族対立を促すメリットは何一つない。あるとしたら民族浄化の口実としてだが、朝鮮政策からも分かるように日本政府にその動機は無かった。
日韓併合時代にハングルは普及し伝統的朝鮮文化は掘り起こされ、本土以上の投資によりインフラは整備され、朝鮮人の人口は増大した。
嘗て、大英帝国に吸収され過酷な植民地政策の下、人口が激減したアイルランドはもとより、現代のチベット人ウイグル人の人口減少からも如何に日本の政策が素晴らしいものだったかが窺い知れる。



後藤新平のような対応は日本人に対しては効果的だが、中華思想を有する異民族が相手では、国力が弱まったと判断され、戦争を仕掛けられるか、更に強引な要求を求められるだけだ。冊封体制(朝貢貿易)も同じ理論であり、均衡が崩れれば戦争になる。自国民を餓死させても核兵器に拘る北朝鮮は、この理論を理解している。
日本人の異民族に対する過剰な配慮は、中華思想主義者である中国人や朝鮮人には全く用を足さない。
荒れがちな海と、複雑な地形によって守られてきた日本にとって、異民族が真の脅威になることはなかったが、異国と陸続きで、異民族から掠奪虐殺されてきた中国人や朝鮮人にとって、異民族は殺るか殺られるか、虐げられるか虐げるかの関係であれども配慮すべき相手ではなかった。ウイグルチベットに対する中共の弾圧からも窺い知れるが、今も昔も日本人は彼らの原理を理解できない。同じように、中国人や朝鮮人にとっても、中華思想とはかけ離れた日本人の「和」の精神を“有り得ない”と思ってしまう。それが、両者間で今日まで続いている誤解の要因でもある。


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民衆大虐殺は中国や韓国のなどの大陸が有する歴史であり、日本にはない。類似した事件として、信長の比叡山焼き討ちや、島原の乱が挙げられるが、政治的影響力を行使する宗教団体に対する戦いであり、名も無き敵対民衆を意味もなく虐殺しているわけではない。近代中国では太平天国の乱が挙げられるが、中国歴代内乱の多くも宗教団体が関与している。中共による法輪功の弾圧は必然的ともいえる。
日本では城が砦だが大陸は町が砦となっているのは、民族同士の民族浄化・虐殺が日常茶飯事だった故といえる。
中華思想に汚染された中国人や朝鮮人は、「自国民だったら、絶対に虐殺をしていたはずだ!野蛮人である日本人が、我々と同じことをしないはずがない!」との卑下した発想をしてしまう。
日本人は彼らとは対照的に、「孔子が生まれ漢字を発明し、四千年の歴史を持つ文明国家、日本人よりも非文化的なわけがない」と美化して捉えてしまう。過去の恋い慕うべき漢民族は、虐殺や侵略によって消え去っているのだが、中国に対する日本人の幻想は未だに消え去っていない。
中華思想主義者の発想は、ウイグル大虐殺事件でも分かる。


昨年6月、広東省で工場から解雇された漢民族失業者が腹いせにウイグル人漢民族女性に性的暴行をしたとのデマをネット上で流し、デマを信じた広東省漢民族が60人近い(世界ウイグル会議発表)広東在住ウイグル人を虐殺した。彼らは、漢民族に強制連行・強制労働させられた上に、デマで虐殺されたのだが、朝鮮人虐殺事件と筋立てが似ている。中華思想主義者にとってはごく当たり前の発想なのだろう。
南京事件の捏造も、朝鮮人虐殺事件の捏造と発想は同じ。全く関係のない写真や信憑性の乏しい写真を証拠としている点も、両事件で酷似している。



このような悪行を平気で行う漢民族中華思想主義者なのだから、関東大震災における虐殺も南京事件も信じて疑わないのは仕方がないかもしれないが、勘違いされる日本人にとっては災厄以外の何ものでもない。



AFP


凶器を持って徒党を組み町へ繰り出す漢民族の男達。対照的に、関東大震災の日本人男性達は自警団を結成し自分たちの町に残り検問を設け、愛する家族を守っていた。日本政府は朝鮮人擁護に躍起になっていた。
とどのつまり、日本人の「和」の精神は関東大震災でも発揮されていた。大日本帝国が推し進めていた大アジア主義も「和」の精神そのものだったが、果たして異民族に理解される日は来るのだろうか。
確かに、「和」の精神は誇るべきものだが、今も昔も中華思想に対しては何の効力もない。骨の髄まで利用され、捨て去られるのがオチではないだろうか。
大日本帝国時代と同じ対応を、中国や韓国、そして北朝鮮に対して行う現代の日本政府は、過去から何も学んでいないのだろうか。「いつか来た道」は日本国内の右傾化が齎しているのではない。日本国内の大日本帝国化、大アジア主義化、国家社会主義化、即ち、左傾化が齎しているとの“現実”を現代日本人は知るべきだろう。


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悪しき中華思想に染まる必要は全くないが、せめて騙され利用されないようにする心得だけは日本人として養ってほしい。日本は世界の要であり、世界で唯一の希望なのだから。
アメリカに蹂躙され、中国に陵辱されることが、日本の定めではない。


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