サイバー戦争


遠隔操作ウイルスによる犯罪予告が、続いている。
犯罪予告相手は秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁様、伊勢神宮安倍自民党新総裁、警察庁国家公安委員会任天堂日本航空大阪市と多岐に渡る。
ここで、予告対象がある点で一致していることに気付く。全て日本を代表する存在だ。大阪市が不思議に思えるが、大阪には真意はどうであれ愛国者を装う府知事が存在する。
犯人は明確な反日的政治思想を持っている。これは、犯罪予告の書き込みからも垣間見れる。


逆説的に考えて、愛国者反日的思想保有者の評判を落とす為の犯行もあり得るが、歪んだ発想とはいえ日本をそこまで愛する人が、日本企業の業務を妨害するだけに留まらず、皇室までをも対象にするとは考えにくい。竹島問題で韓国大統領が天皇陛下に対し暴言を吐いたように、一般的な韓国人にとっては天皇陛下を無下に扱うのも平気だが、一般的な日本人にとって皇室は今でも神聖不可侵な存在であり、工作としても有り得ない。


感染ルートとなった“2ちゃんねる”には反日工作員も多いが、愛国的な思想で溢れている。もし仮に、反日的思想保有者の評判を落とすのが目的だったら、韓流ファンのBBSなり日本語の達者な在日韓国人二世三世のコミュニティサイトを媒体としただろう。
一般的な日本人を犯人と仕立てあげ、日本の象徴である皇室すらも攻撃するとの卑劣な行動様式から、日本と日本人への犯行に何の躊躇もしない性格が浮かび上がってくる。
以上から中国や韓国、朝鮮に関係のある人物の可能性は捨て切れない。日本人の極左活動家であれば、任天堂を対象にする理由が見当たらない。成田闘争からも分かるが、航空会社を標的とした例もない。


犯行予告が連鎖した時期も気になる。10月1日から、改正著作権法が施行された。
MP3プレーヤーやスマートフォンタブレット端末が全盛の現代、音楽や映像をモバイルに取り込む人も多い。
海賊版と知っていながらダウンロードし、著作権の所有者に告訴され敗訴しない限り有罪にはならないが、海賊版と知っているかどうかを本人の発言だけで判断できるのか曖昧でもある。
更には、本人が意図的にダウンロードをしなくても、ハードディスクのキャッシュもダウンロード扱いにする可能性もある。
これらを理由に別件逮捕の為に、警察が著作者に告訴を依頼することはないのか。
神奈川や福岡など、腐敗し堕落している県警も多い。特定の反日カルト宗教、例えば創価学会統一教会の信者である警察官はいないのだろうか。違法賭博であるパチンコ店と警察との癒着からも分かるが、警察が特定の反日団体の走狗になる可能性は否定出来ない。
故に、人権擁護法案の代案ともいえる。
人権擁護法案では人権委員会が差別と認めた場合、逮捕対象となる。しかも、委員は精々5人しかいない。結果、特定の人物や団体を批判するだけで、差別と認定され有罪になる可能性もある。ロシアではプーチン大統領を批判した曲を作成したバンドメンバーが有罪となったが、日本でも同じことが可能になる。


サルでも分かる?人権擁護法案


関連性がありそうな同時期の事象は、他にもある。現在、尖閣諸島問題や竹島問題で日本と中韓の関係が悪化している。日本国内では反日自虐洗脳歴史教育のお陰もあって、中韓への反発は予想よりも小さいが、反日暴動や、在韓日本大使館前の抗議活動から見ても分かるように、中韓からの反発は脳天気な日本人の想像を遥かに超えている。


これら一連の流れに関連性がないと判断するのは、時期尚早な気がする。犯人は複数犯との憶測もあり、だとしたら、反日的な政治思想を持った組織の犯行ともいえる。インターネットには国籍がない。シマンテックの分析では日本語に精通した人物が同ウイルスを作成したとのことだが、生粋の日本人か犯人が日本国内にいるかまでは分からない。海外の複数のプロキシサーバを踏み台にしており、捜査は難航すると思われる。


犯行予告に使われたマルウェア、国内メディアは「遠隔操作ウイルス」と命名 11 Oct 2012 シマンテック


犯人は愉快犯などではなく、明らかに日本国内全体の混乱を狙っている。
これはサイバーテロというよりも、サイバー戦争といった方がいい。一般日本人を誤認逮捕や別件逮捕の対象とさせ警察を混乱させ一般日本人を恐怖に陥れるだけではなく、日本企業の業務を妨害し、国家の象徴でもある皇室すらも狙った。


現在、警察庁が捜査をしているが、力不足としか言いようがない。これではまるで、他国の軍隊に対して、警察が応戦するようなものだ。
日本国として一丸となって犯人逮捕に全力を挙げない限り、犯人は捕まらないように思える。


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