日本車に鑑みる日本経済の安定性

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アメリカ企業のJ.D.パワーがドイツ国内で約二万人の自動車顧客満足度を調査した。
その結果、日本企業が今年もまた上位を占める結果となった。


中でも興味深いのが企業別満足度だろうか。
一位ホンダ、二位BMW、三位トヨタ、四位アウディ、五位マツダ、六位ダイハツ、七位メルセデスだが、自動車立国ドイツにおいても地元ドイツ勢を抑えての評価は日本車の品質を如実に物語っている。
ドイツ人は愛国心が強く国産を愛するが、そういった人々でも日本車は認めるべき存在となっている。
ただ、上位のドイツ勢は何れも高級部門に力を入れている企業ばかりだ。オペルVWのように大衆車を多く生産している企業は評価が低い。ここからも、価格が高ければ良いものが手に入るが、安いものであればサービスも品質も落ちるとの定説を地で行くドイツ企業が見えてくる。
日本企業もオペルVWのようにドイツでは主に大衆車を販売しているが、順位からは日本企業が得意とするお買い得ながら高品質な製品を提供しようとの意気込みが感じ取れる。
だが、その中でも評価の悪い日本企業が存在する。
それはスズキだが、確かに納得がいく。日本では過剰な宣伝と、軽NO.1という自負心から売上を安定させているが、日本国内の一部整備士からは安作りと良く言われることもある。ダイハツとよく比較されるが、日本でも整備士の間ではダイハツの軽自動車は高品質と評判だ。
スズキはドイツでは過剰な宣伝をしていない。ダイハツも過剰な宣伝をしておらず、故に品質だけが頼りとなるが、品質だけの勝負ではダイハツに敵わないのかもしれない。22位という恥ずべき結果は必然なのだろうか。
日本におけるスズキと同じような戦略をドイツで行っている企業として、韓国企業が挙げられる。現代自動車と起亜だが、両社は盛んに広告を出しTVCMを行い、多くのイベントのスポンサーとなっている。しかし、その結果は惨憺たる順位を見れば良く分かる。
ドイツ車への評価は別として、ドイツ人は日本車などの外車に対する評価は余計な情報が無い分、日本人よりも冷静に的確に評価しているのかもしれない。



車のタイプ別満足度トップでは日本車が5車種、ドイツ車が3車種。

Die Klassensieger__________Modell_______________Kundenzufriedenheit in %
Kleinstwagen_______________Toyota Aygo__________84,3      
Kleinwagen_________________Honda Jazz___________84,8
Untere Mittelklasse________Honda Civic__________85
Mittelklasse_______________Toyota Prius_________88,8
Oberklasse_________________BMW 5er______________84,3
Sportwagen_________________Mercedes CLK_________84,8
Vans_______________________Toyota Corolla Verso_84,1
Geländewagen_______________BMW X3_______________84,5


車種別顧客満足度では、ホンダ・アコードが87%でトップ、二位はトヨタ・アヴェンシス。
自動車産業一つとっても、日本の底力に敬服するばかりだ。にもかかわらず、日本国内の話題や報道は自虐ばかり。これが個人だったらどうだろうか。とても魅力のある人間とは思えない。


面白いことに、日本の強大さを実感するのは日本の報道からではなく、海外報道からとの事が多い。
日本人や日本企業による新発明や発見、日本企業による様々な分野における世界シェア独占の事実。これらは諸外国の報道機関の方が日本の報道機関よりも的確に報道している。だが、当の日本人が謙遜もあり日本の現状や将来を悲観しているから外国人には訳が分からなくなる。外国人にとっては謙遜など理解できないからだ。だから「当の日本人が悲観しているのだから、良く分からないが、とにかく日本は危ないのだろう」との結論になる。


自虐報道の先に見えるものは何だろうか。答えは簡単だ。近隣諸国との協調だが、実際には近隣諸国の現状は日本と比べものにならない位に酷い。日本のマスコミはこういった事実を報道せずに国内不安だけ煽る。政治家も馬鹿なもので、マスコミに影響され移民1000万人受け入れだの、人権擁護法案だと喚く。少なくとも日本経済は順調であり、治安も安定しており、安定していないのはマスコミと政治家だけだ。今後、誤った大局観を持ったマスコミや政治家が日本を改悪する可能性は充分に有り得る。


彼等は、まさしく滅びゆくカルタゴ元老院ではないだろうか。私益の為に国を売りローマに媚を売ったカルタゴ元老院。命を賭して国を守ろうとしたハンニバルを嘲笑し助けの手を差し伸べなかったカルタゴ元老院
結局、彼等は私益の為に国家はおろか、自身や子孫まで滅ぼしてしまった。
ローマの処断は凄まじかった。カルタゴに味方したローマ人、ローマ人との混血児にも容赦は無かった。能天気なカルタゴ人や、自分だけは助かると思っていた元老院はその時、後悔したのだろうか。温情とカルタゴ元老院への配慮によりローマ攻めを踏み留まったハンニバルに対し詫びる思いでも沸いたのだろうか・・・今は知る由も無い。


J.D. Power Report 2008 ― AUTO TESTS 7/2008 ― 20.06.2008


J.D. Power and Associates and AUTO TESTS Report:Honda Ranks Highest for a Second Consecutive Year in Satisfying Vehicle Owners in Germany


Japanische Autos schnurren am besten Bild.de 20.06.2008

In Sachen Kundenzufriedenheit haben in Deutschland einmal mehr die Japaner die Nase vorne. Bei der Studie des Meinungsforschungsinstitutes J.D. Power liegt bei den Marken Honda vorne, während bei den Modellen der Toyota Prius erneut triumphiert.

Bei der Umfrage wurden insgesamt 19 916 Autofahrern zu ihrer Zufriedenheit mit ihrem Modell nach einer Haltedauer von zwei Jahren und ihrer Marke befragt. Aufgelistet werden insgesamt 103 Modelle von 23 Marken. Einige Autobauer wie beispielsweise Porsche wurden wegen zu geringem Rücklauf bei den Fragebögen nicht berücksichtigt.

Bei den Herstellern verweist Honda mit einer Zufriedenheit von 84,9 Prozent BMW, Toyota, Audi sowie Mazda auf die hinteren Plätze. Über dem Marken-Durchschnittswert von 81,5 Prozent liegen auch Daihatsu, Mercedes, Skoda, Volvo und Nissan. Im Gegensatz zu Opel, VW und Ford, die allesamt knapp darunter liegen. Deutlich abgeschlagen bildet Chevrolet mit 73,6 Prozent hier das Schlusslicht.

Während bei den Marken japanische und deutsche Hersteller an der Spitze bunt gemischt sind, dominieren die Asiaten die Modell-Einzelwertung wesentlich klarer. Bei den acht bewerteten Fahrzeugkategorien liegen nur in der Oberklasse, bei den Sportwagen sowie bei den Offroadern Modelle deutscher Autobauer vorne.


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