独米を凌ぐ大日本帝国の新兵器群

連合艦隊



大日本帝国、アジアの救世主。歴史に善も悪も無い、だが真実は一つ。8月になるといつも思い出す。あの夏の日を。
アジアの平和、愛する人の為に死んでいった先人達に、今の私たちは顔を合わせる事が出来るのだろうか。


日本の技術力の高さは太古の昔から続いているが、今回は終戦記念日の月との事もあり、大東亜戦争における最新兵器で立証してみたい。
当時の日本も、アメリカやドイツと同等、もしくはそれ以上のアジアで唯一の高技術国家だった。
よく日本は精神力と竹やりで戦ったと言われるが、自虐も極まりといったところか。それだけで連合国軍に対する初戦の多くの勝利が可能なわけが無い。それが可能であれば、アジア諸国日露戦争における日本の勝利で既に欧米列強に立ち向かっていただろう。


日本軍のマイクロ波による戦闘機撃墜研究は戦後、アメリカに渡り電子レンジとなり世に現れた。誘導兵器や核兵器無尾翼機やロケットや高高度攻撃機や大型長距離爆撃機の研究も進んでいた。風船爆弾はユニークながら日本独自の発明だ。高性能な秋月型駆逐艦が戦後、各国駆逐艦の模範になった事実もある。
日本海軍のジェット機橘花」はドイツの技術を参考にしながらも、エンジンは独自開発であり主翼も折りたたみ式になっていた。


日本海軍ジェット試作機 橘花(きっか)


それ以外の先進的航空機開発一覧

幻の新鋭機


川西 二式飛行艇

第二次世界大戦において世界最大・最高水準の水上偵察機水上爆撃機


試作や実験は別として、実戦に出た日本軍発明の最新鋭兵器も多い。
有名どころではやはり、戦艦大和と、零式艦上戦闘機(ゼロ戦)か。


戦艦大和は、時代に逆行した大艦巨砲主義と揶揄されるが、いつの時代も軍隊にはシンボルは必要だ。空前絶後の世界最大最強・超弩級戦艦は、現在でも世界中の人々から往年の輝きを偲ばれている。
世界最大の46センチ砲を搭載していたが、当時のアメリカでさえ40センチ以上の巨砲を作る技術力は無かった。防御力も世界最強で41センチの鋼鉄で出来た装甲は大和級の巨砲でも太刀打ちできない。
大和こそ悲劇の英雄として語り継がれているが、海軍は同型艦として武蔵も有していた(武蔵はフィリッピン海戦で撃沈される)。


戦艦・大和


零戦の凄さはその速さと旋回能力だ。零戦の旋回に追いつかず多くの米軍機が撃墜された。その要因は軽量化だが、日本は鉄の三倍の強度を持つ超々ジュラルミンを開発した。
それを元に、世界に先駆けて最強最軽量の零戦を開発した。軽量化により、人命軽視と揶揄されるが、抜群の速さと旋回能力で撃墜されないのだから、人命重視との事にもなる。当たり前だが、最初から撃墜されるような戦闘機を作る国家など無い。


秘史・日本の原爆研究(1)零戦技術から「遠心分離」2008/08/04配信 ニッケイネット関西版

(抜粋)
加藤は振り返る。「戦後は高純度アルミが手に入るようになり、私の技術はお蔵入りになってしまった。でも、当時最先端の研究だったと自負しています」
(中略)
日本でも39年、京都帝大の荒勝教授の下、萩原篤太郎講師(後に広島大教授)が核分裂1回で2.6個の中性子が発生することを突き止めた。ハーンの実験から1年弱、世界に先駆けた成果で、海軍第二火薬廠(しょう)で講演するなど軍部にも報告した。

日本の原爆開発はかなり進んでいた。


そして、日本海軍の先駆的な発明として、酸素魚雷が挙げられる。この魚雷は、燃料の酸化剤に酸素を使用していた。九三(キュウサン)式と九五(キュウゴ)式魚雷があり、九三式は1933年には既に実戦配備されていた。酸素魚雷は航行距離が長く無航跡であり、当時のどの魚雷よりも高性能だった。日本以外で開発できた国家は戦後まで存在せず、当時の連合国軍は魚雷による攻撃とは信じていなかった。


日本海軍が開発した潜水空母もまた後世の歴史に大きな影響を与えた。
敵国の中枢まで潜水で近づき、搭載した攻撃機を発艦させ敵国重要施設を攻撃する潜水艦だ。
1960年に米軍ポラリス潜水艦が現れるまで世界最大であり、3機の攻撃機を搭載した空前絶後の潜水艦であり、7万キロという世界最長の航続距離を誇り、他国も研究していたが成功しなかった代物だ。
終戦までに伊400、伊401、伊402の三隻が建造され、伊13と伊14も建造中に潜水空母に変更された。
しかし完成が遅すぎた。1945年8月、ウルシー環礁の空母を攻撃する為に航行中、終戦を迎えた。
戦後、米軍に接収され徹底的に解明され、この技術の元に、大陸間弾道ミサイル搭載潜水艦が建造された。


潜水空母・伊400


戦後、破竹の勢いで復興した日本。一面、焼け野原と化した日本が何故、安かろう悪かろうと呼ばれても製品を作り続けられたのか。それは戦前から続く質の高い人材と技術が日本に有ったからだ。
中国や韓国は、日本の巨額な援助で基盤を築きながら未だに日本以上の質の高い製品を作り出していない。


アジア諸国は欧米の頸木から解放され、日本は世界第二位の経済大国になった。
日本は負けながら(無条件降伏ではない)最終的には勝ったといえるが、日本もドイツも高い技術力を持ちながら第二次世界大戦では勝てなかった。
それは物量の問題ではない。日露戦争で大国ロシアに勝った日本や、ベトナム戦争アメリカに勝ったベトナムが証明している。
結果論だが、綿密な作戦と外交があれば日本は間違いなく大東亜戦争で勝利していた。
いつの時代も、時局を読む力が重要だが、果たして、今の総理・福田にそれが出来るのか。
先人達は、このように愚鈍な総理を選んだ現代日本人をどう見ているのだろう。


彼は戦争回避の努力をしているように見せながら、実際は危険な外交関係を築き上げている。彼は保身だけの為に、戦争を生まそうとしていないだろうか。