2007-01-01から1年間の記事一覧

ドイツにおけるドイツ車と日本車の立場

ドイツにおける日本車の立場を語るにあたり、日本におけるドイツ車の地位と違い“低い”と言う日本人がいるが、実際には正しい判断とは言えない。現実にドイツ国内における顧客満足度調査では日本車がトップ5を独占している。 では何故、そう思うのか。それは…

自動販売機に鑑みる日本の特殊性

日本の治安の高さ・先進性・気配りは自動販売機にも凝縮されている。 それはドイツを比較対象に上げても良く分かる。ドイツは世界各国や他欧州と比べても稀に見る治安の高い国家だが、それも日本と比べると途端に色あせる。 ドイツにおいても、自動販売機は…

日独ビール・コーヒー事情

ドイツに来て恋しくなる日本の飲食物は多いが、その逆もある。それはソーセージ・ハム・チーズだろうか。 しかし実際は、ドイツよりもバリエーションが少ないだけで、日本の方が味の点では繊細で上品だ。 では何が恋しくなるのか。それは、ビールとコーヒー…

4月に夏を迎えるドイツ

今週のドイツは、最高気温25度から30度超を記録した。ドイツで言うところの大衆スポーツ新聞“ビルド紙”も、サハラドイツと命名しトップ記事を載せている。 ここ2〜3年の温暖化は少々気になる。例年であれば4月に屋外プールで泳ぎだすドイツ人も、今年は3月に…

日本国内世論の中道化を危惧する在日コリアン

昨今における日本国内世論の極左から中道への変化は、在日コリアン*1の方々にとって脅威に感じられるようだ。彼らは何故か日本の中道傾向を、右翼化、極右化と侮蔑する。 とは雖も、多くの日本人は歴史の真実を訴えているに過ぎないが、それでは在日コリアン…

映画“300”のスパルタ人とペルシャ人

映画は好きで良く観るが最近は安直なものが多く、突っ込みを入れるのがほぼ日課になっている。今回は、その中でも稀に見るトンでも映画“300(ドイツタイトルは、そのまんまドライフンダート)”を観たので、紹介してみたい(日本未上映の意義も含めて)。 前も…

英雄と虐殺独裁者の定義付けは、戦争を生む

前回に関連して、今回は歴史上の英雄と虐殺独裁者・暴君について考えてみたい。分かりやすく、古代と近世における両者を虐殺者数、功績、性向、民心掌握度を例に出して比較してみる。 一番の有名どころとして、古代ではカエサルとネロ、近世ではナポレオンと…

沖縄戦集団自決における日本軍としての強制の有無

沖縄戦における日本軍としての集団自殺強制は、現段階では肯定できない。それにも拘わらず、過去の教科書は堂々と載せてきた。歴史的事件でも、実際の殺人事件も同じだが、証言は証拠にならない。何故、人は歴史認識にだけ感情論を持ち込むのか。 確かに、統…

ドイツを陥れる真の差別主義者達

ナチズムを短絡的に人種差別主義と結びつける人々が多いが、これこそ戦勝国の術中に嵌った安直な発想といえる。例えるならば、ネオスターリニズムや、ネオ毛派共産党との名称で、人種差別を行っている事と同じだ。スターリンや毛沢東の行った自民族以外への…

インターネットを便所の落書きと愚弄する浅はかさ

日頃インターネットを活用する既存のマスメディアは、その行為に相反するようにインターネットを批判する。それは、彼らの暴言からも推察できる。やれ「インターネットには匿名性があり、責任が無いから嘘ばかりかかれている」だの「情報収集力、正確さは既…

従軍慰安婦におけるロビー活動

南京事件、そして従軍慰安婦の捏造は次から次へと生まれる。戦後に従軍慰安婦になったイカサマ従軍慰安婦や、はては当時生まれていないペテン師従軍慰安婦までもが現れても、思考能力の無い極左や、極東の歴史に恐ろしく疎い欧米人や、己の民族の利益しか考…

日本の躍進と反日分子の暗躍

前回に引き続きになるが、トヨタ・オーリスの宣伝は少なくとも3月1日から発売の3月3日まで、ドイツ国内10万人以上の82都市でほぼ全てのプラカードや広告塔を貸しきっているとの事だ。どおりで町中トヨタな訳である。 新聞や週刊誌にもしつこい位にオーリ…

トヨタの躍進は止まらない。製造業では名実共に世界一の企業だ。一兆五千億円の純利益は文句なしの世界一だが、販売台数及び生産台数も今年で世界一になる。アメリカではビッグ3の牙城を崩したがこれは勿論、外国企業として米国歴史上初めての快挙だ。 トヨ…

ドイツの冬

最近はドイツも暖冬だが、気温の話題になると必ず「ドイツは寒いだろう?」との質問が出てくる。確かに暑くは無いが、かといって極端に寒くも無い。大陸性気候(厳密には、欧州は半島だが)の成せる技か、去年の冬はマイナス10度以下になった事もあったが、…

ドイツと日本の物価格差

物価水準の話題は多いが、実際には一概にどの国が高いか安いか、はっきり判断することは難しい。 例えば、北欧諸国は異常な程の高物価だが、住んでいる人々も高い収入があり、その分高い税金を払っており、公共福祉施設は格安で利用できる。対照的に途上国の…

ドイツと日本における食品管理体制

日本では不二家やロッテ等の食品業界不祥事が相次いでいるが、こういった話題に関して日本の消費者は神経質に反応し、マスコミも自分達の不祥事を棚に上げて、ここぞとばかりに過剰に煽る。 そして、さも知ったように日本企業の管理体制が劣っているかの如く…

中国による帝国主義(未来予想)

中国の国是として、歴史上の旧領回復が挙げられる。清朝時代の事だが、漢民族ではない満州族が建てた清の最大版図を旧領と考えている中国が、モンゴル人の建てたモンゴル帝国をも最大版図として将来、定義付ける蓋然性は高い。それには、モンゴルが中国の支…

日本食の定義を崩すアナーキスト達

世界における日本食の定義については様々な意見があると思うが、こういった議題に対しリベラリスト達は、さも開明な博愛主義者の如く上から定義付けるべきではないと宣巻く。 やれ「各国民の好みに味付けかしてあるのだから、日本人が他国民の好みに文句を言…

裕福層の家庭内殺人

最近、日本において裕福層の家庭内殺人が多いような気がしてならない。これも格差社会の影響だと左翼は糾弾するのだろう。だが、実際には一億総裕福思想・自己快楽嗜好の具現化とも言える。仮に格差社会になっても現状維持でも、裕福願望・自己快楽嗜好が消え…

ドイツにおける領土問題

日本では周辺諸国との領土問題が頻繁に取り上げられているが、ドイツはどうなのだろうか。今日はドイツにおける領土問題、その中でもより複雑なポーランドに代表される東欧との関係について考えてみた。 ドイツでも領土問題は燻り続けており、昨今ではポーラ…

新年の誓い

年末年始は殊更、自身を日本人として実感せずにはいられない。ドイツでの年末年始を一言で例えるなら“騒々しい”。クリスマス後から、正月三が日までは確実に爆竹や花火が鳴り響く。そこには、日本で感じる侘びも寂びも無い。ディスコで夜を明かし、花火で夜…